”ボブ・ブロズマン”は私は全く知らなかったのですが、1954年生まれの比較的若いアメリカのミュージシャンで、ギターの弾き語りをします。弾き語りといってもボソボソやってません。一人で指だけでなく手のひらや肘まで駆使してオーケストラみたいに賑やかなのです。
アコースティック・ギター、リゾネーター・ギター、ボトルネック・ギター、ラップスティール・ギターなどからウクレレまでと殆どの弦楽器を弾きこなすとも言われるボブ・ブロズマンはなんとも言えないほど風変わりでエネルギッシュかつ独創的な演奏です。音楽ジャンルはブルースをはじめ、カントリー、ハワイアン、アフリカ、ラテン(ブラジル)、そして沖縄民謡までと多岐に渡っています。 特にアコースティックでありながらアルミニウム製の共鳴板を取り付けたResophonic guitar(リゾネーター・ギター)というエレキの前身のような金属製ギターを使用して、ブルースやハワイアンのスライドギターのようです。この大音量が出せるナショナル・ギターは1925年に考案されたそうです。 National Reso-Phonic Guiters Inc. Bob Brozman with National Guitars (listen to "Death Come Creepin'" from 2006 album "Blues Reflex") 上記のリンクは削除されたようです。 ボブ・ブロズマンが手掛けているアフリカ、ハワイ、インドなどのワールド・ミュージック(民族音楽)ですが、その一環として2000年に沖縄のミュージシャンである平安隆(Hirayasu Takashi)との「童唄」や「キーブルダッチャー・ミュージック」という共演盤もリリースしたボブ・ブロズマンは2006年にも来日したそうです。 ボブ・ブロズマンのオフィシャルサイトはBobbrozman.com ♪ Bob Brozman - Down the Road - YouTube Brozman with Hirayasu in Paris (2000)- YouTube (平安隆は蛇皮線もしくは三線の演奏者) 膨大なボブ・ブロズマンのアルバムでは試聴のない「Ocean Blues」の他、試聴のあるハワイアン風のアルバム「Blue Hula Stomp」に収録されているブルース調の”Do You Call That A Buddy?”や”Ukulele Spaghetti ”のウクレレ演奏や、アルバムDevil's Slideに収録されているUncle JoeやCause I Feel Low Downなども面白い曲です。 ☆今現在聴いているボブ・ブロズマンの曲はアルバム「Blue Hula Stomp」に収録されているボーカル入りの”Wasting My Love On You”です。 マイナー調ですが、ハワイアンというよりスプシー風の曲で、映画音楽も手掛けたHarry Warren(ハリー・ウォーレン)が1930年に作曲し、Edgar Leslie(エドガー・レスリー)が作詞した”Wasting My Love On You”のカバーです。 ☆ボブ・ブロズマンが12弦ギターやボトルネックで伝説のブルースマンのロバート・ジョンソンのStones In My Passwayをカバーしている1997年のアルバム「The Blues Of Robert Johnson」では、ギターとボーカルのKristina Olsen、Ron Block、Johnny Shines、John Hammond Jr やPaul Rishell などがSweet Home Chicago、Dust My Broom、Crossroad Bluesなど全12曲をカバーしています。 全曲試聴はThe Blues of Robert Johnson - Barnes & Noble.com data-count="horizontal" data-via="koukinobaaba">Tweet
by koukinobaaba
| 2007-12-17 00:15
| 音楽
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