盲目のミュージシャンはアメリカ南部のブルースマンに多くみられますが、有名なジャズ・ミュージシャンといえばピアニストのジョージ・シアリング(George Shearing)、Art Tatum(アート・テイタム)、そしてアヴァンギャルドのローランド・カーク(Roland Kirk)などがいます。
盲目の歌手といってもアンドレア・ボチェッリ(Andrea Bocelli)はイタリアのオペラ歌手ですが、、アメリカのソウル・シンガーならレイ・チャールズ(Ray Charles)やスティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)が浮びあがります。 いずれも男性ですが、女性ならオランダではTraincha Oosterhuis (トレインチャ・オースタルハウス)が話題になっていますが、やはりジャズといえば白人の女性歌手のダイアン・シューアでしょう。 Deedles Blues! ダイアン・シューアのオフィシャルサイトはDiane Schuur Official Site ピアニストでもあるワシントン出身のダイアン・シューアは3オクターブ以上出せるという広い音域の持ち主で1986年、1987年に2度もグラミー賞(Best Jazz Vocal Performance)を受賞した盲目のジャズシンガーなのです。 Diane Schuur - Easy To Love (1986 album, "Timeless") 黒人ジャズシンガーのSarah Vaughan(サラ・ヴォーン)やDinah Washington(ダイナ・ワシントン)に影響を受けたダイアン・シューアは10歳から地元で歌っていたそうですが、1979年のモンタレー・ジャズ・フェスティヴァル(Monterey Jazz Festival)でダイアン・シューアが歌った”Amazing Grace”を聴いて興味を持ったスタン・ゲッツ(Stan Getz)に取り上げられて大ブレイクしたのだそうです。オリジナルの曲以外にジャズのスタンダードをたくさん歌っています。 Diane Schuur -The Very Thought Of You (1984)- YouTube Diane Schuur - Love Dance (1985)- YouTube Diane Schuur - Sure Thing - YouTube Diane Schuur - I just call to say I love you (Kennedy Center)- YouTube ※ちなみに日本の盲目の音楽化といえば、古くは平家物語を語った琵琶法師がいます。 私が実際に盲目の音楽家として認識した人は山本富士子が主演した1959年の映画「いつか来た道」に14歳で出演した全盲のバイオリン奏者の和波孝禧(わなみ たかよし)でした。 和波孝禧 ホームページ Tweet
by koukinobaaba
| 2008-12-18 20:38
| 音楽
|
カレンダー
記事ランキング
以前の記事
検索
|
ファン申請 |
||