1950年代のドゥーワップの5人グループの”ザ・コーズ(The Chords)”は1951年にブロンクスで結成されたそうで、ストリート・パーフォーマンスからレコード会社と契約するに至ったのですがA面の曲よりもB面のシュブーン(Sh-Boom)の方が有名になったそうです。後にも先にもザ・コーズ(James Keyes、Claude FeasterとCarl Feaster兄弟、Floyd F. McRae、James Edwards)が作ってヒットしたのはこれっきり。それに既に同名の白人4人グループが存在することが分かりThe Chordcatsにグループ名を変更したのです。ところが余り売れないのでさらにSh-Boomと改名したそうです。しかし、それでも立ち消えになったとか。結局はSh-Boomという曲の一発屋(one-hit wonders)としてのみ名が残りました。 The Chords - Sh-Boom - YouTube 1954年にヒットしたThe Chords(ザ・コーズ)のSh-Boomはコンピレーショ・アルバムの「R'n'b Hits of '54」などに収録されています。 2006年のピクサー・アニメのカーズ(Cars)ではザ・コーズのシュブーンがサウンドトラクで使用されていますが、同じくフィフティーズを扱った映画の1990年のクライ・ベイビー(Cry-Baby)ではBaldwin & The Whiffles(ボールドウィン・アンド・ザ・ホイッフルズ)が歌っています。 このR&B曲のSh-Boomはアカペラ風な曲ですが、後にカナダ出身の4人組み白人ドゥーワップのクルー・カッツ(The Crew-Cuts)がカバーして”shh-boom, shh-boom”の後ににオリジナルにはない”Yadda da da yadda da da da da da...”を追加して1954年にチャート入りするという空前の大ヒットとなり、白人層にも人気が出たそうです。 クルー・カッツはThe Penguins(ペンギンズ)のEarth Angelもカバーしました。 The Crew-Cuts - Earth Angel (Will You Be Mine) (1955) - YouTube Oh, Life Could be a Dream, Shaboom, Sh-boom yada da da da da... ”Oh, life could be a dream (sh-boom)” 人生は夢かもしれない、Sh-Boom!とザ・コーズとクルー・カッツが歌ったシュブーンの歌詞 Sh-Boom Lyrics - StLyrics.com ”Sh-Boom”には特別な意味はなくまっとうな歌詞の後でワーワーとチャチャを入れてるフレーズでしょうか。 The Crew-Cuts - Sh-Boom - YouTube Shhboom Shhboom! Life Could Be A Dream... 貴方はどっちのSh-Boomがお好き? 私はてっきり後者のクルー・カッツを聞いていたと思っていたのですが、どうやらザ・コーズの方だったみたいです。 ところで1950年だいに活躍した白人4人組男性コーラスといえば4人兄弟のThe Ames Brothers(エイムス・ブラザース)がいました。特に好きだった曲は1954年の「裏町のお嬢さん(The Naughty Lady of Shady Lane)」で歌詞のオチが笑えます。 Tweet
by koukinobaaba
| 2008-08-16 00:15
| 音楽
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