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メル・ティリス Mel Tillis One Night Fever

メル・ティリス(Mel Tillis)をご存知ですか?

私の知らないカントリー歌手、貴方も知らないカントリー歌手。
いや、世界でも余り知られていないかもしれない。

ところが、1932年に生まれたフロリダ出身のメル・ティリスは1950年代にコロンビア・レコードを振り出しに1970年代に花開いた歌手で、歌うだけでなく曲作りにも長けていたそうです。初レコーディングは1957年にスタンダード曲をカバーした”It Takes a Worried Man to Sing a Worried Song”という曲で、B面は自作の”Honky Tonk Song”だったそうです。どちらも聴いたことがない。ですが”Honky Tonk Song”は一緒に組んで仕事をしたホンキートンク・ソング歌手のウェッブ・ピアース(Webb Pierce)が書いたという説もあります。

メル・ティリスはこんな顔
(かなりハンサムで歳を取ったらクリント・イーストウッドみたい!)
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The Best of Mel Tillis: The Columbia Years
Honky Tonk Song、Walk On, Boy、I'm Tiredなど全曲試聴
cd Universe

1958年にはワンダ・ジャクソン(Wanda Jackson)もカバーしている”The Violet and a Rose”でトップチャート入りしたものの殆どはソングライターとして活躍していたとか。
1972年には自作の”I Ain't Never”をはじめいくつもの曲がチャートの上位に輝きました。それだけではなく、1975年にバート・レイノルズ(Burt Reynolds)が出演した「デキシー・ダンスキングス(W.W. and the Dancekings)」や、1977年にはカーク・ダグラス(Kirk Douglas)やア-ノルド・シュワルツネッガー(Arnold Schwarzenegger)が共演したコメディ映画の「サボテン ジャック(The Villain)」、1986年には「Uphill All the Way(元気の出るウェスタン/荒野は最高)」など何本かの西部劇映画にも顔を出したそうです。

2007年にグランド・オール・オープリー(The Grand Ole Opry)の殿堂入りを果たしたほど、アメリカのカントリー・ミュージックの世界ではちょっと知られた存在だったらしいです。

そんなメル・ティリスですが、言語障害を持つということも知られていて、メル・ティリス自身が自伝に「Stutterin' Boy(どもりの少年)」という題をつけたそうです。

Lst.fmによるとメル・ティリスの一番人気の曲は”I Ain't Never”で次は”Coca Cola Cowboy”か”Sawmill”、あるいは”Good Woman Blues”だそうです。

現在も人気の”I Ain't Never”や”One Night Fever”などが収録されているメル・ティリスの1997年のアルバム「The Best of Mel Tillis」
メル・ティリス Mel Tillis One Night Fever _b0002123_23165920.jpg

I Ain't NeverやOne Night Feverなど全曲試聴
cd Universe


Mel Tillis - Who's Julie - YouTube
Mel Tillis - Lying Time Again - YouTube
Webb Pierce - I Ain't Never - YouTube
Wanda Jackson - The Violet and a Rose - YouTube

記事のタイトルにある「ワンナイト・フィーバー(One Night Fever)」は何かって?
はぁ、ザ・ビー・ジーズ(The Bee Gees)の”Night Fever”と間違えただけ。

大サービスでメル・ティリスのハンバーガーCM!
Mel Tillis Whataburger Commercials - YouTube



by koukinobaaba | 2008-07-18 00:07 | 音楽
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