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エンゲルベルト・フンパーディンク Engelbert Humperdinck

舌を噛みそうで発音するのが難しい名前の「エンゲルベルト・フンパーディンク」は60年代に活躍した世界的に有名なポップス歌手です。

マドラスで生まれたエンゲルベルト・フンパーディンクの母親はインド人だったので英印の混血ですから顔がエキゾチックです。
どうしたことか、オペラのヘンゼルとグレーテル(Hänsel und Gretel)で有名なドイツの作曲家と同じ芸名を名乗ったので少々紛らわしいですが、「キング・オブ・ロマンス」の異名をとりレコードのタイトルにもなっています。

エンゲルベルト・フンパーディンクの初録音は1958年にデッカ(Decca Records)から”I'll Never Fall in Love Again”でしたがヒットとはならずナイトクラブで歌っていましたが、1961年に結核にかかって活動を中断することになります。
そして1960年代の中頃、まだまだビートルズ旋風が吹き荒れているサイケデリックなロックシーンのなかにあってロマンティックな歌声のエンゲルベルト・フンパーディンクが1966年に放ったバラードの”Release Me(リリース・ミー)”が大ヒットして1年以上もイギリスのトップテンに入りました。

エンゲルベルト・フンパーディンクはこんな顔 
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Hello out There


Release Me(リリース・ミー)はカントリーのソングライターであるEddie Miller(エディ・ミラー)が作曲した1946年の曲で、歌ったのは1954年に同じくカントリーのRay Price(レイ・プライス)やKitty Wells(キティ・ウエルス)、1962年には女性R&BシンガーのLittle EstherがEsther Phillips(エスター・フィリップ)として吹き込み、1970年にはElvis Presley(エルヴィス・プレスリー)も録音しています。

その後も1967年のThe Last Waltz(ラスト・ワルツ)、Man Without Love(愛情の花咲く時)、Love Me With All Your Heart(太陽は燃えている)、Les Bicyclettes De Belsize(地平線のかなたに)などがヒットしました。 これらの中に貴方の思い出の曲はありますか?

エンゲルベルト・フンパーディンクはエルヴィスみたいにラスヴェガスでも公演しますがシャイで上品なステージを日本でも何度か見せています。甘いラヴソングで女性ファンを魅了してきたエンゲルベルト・フンパーディンクもデビューして40年以上も経ちますが、現在もコンサートは年に100回を越すのだそうです。

☆エンゲルベルト・フンパーディンクのオフィシャルはEngelbert.com

Release Me: Collection - Engelbert Humperdinck
エンゲルベルト・フンパーディンク Engelbert Humperdinck_b0002123_19215251.jpg
アルバムの試聴はRelease Me: Collection - mp3.com


エンゲルベルト・フンパーディンクの”Love Me With All Your Heart(太陽は燃えている)が聴けて歌詞が見られるLove Me With All Your Heart - Oldies Online with Lyrics
Engelbert Humperdinck - If you love me~Humne al'amour - YouTube



by koukinobaaba | 2008-02-03 20:02 | 音楽
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