ヴィック・ディッケンソンはオハイオ出身のジャズのトロンボーン奏者でまるで水中ででも演奏しているかのような面白い音を出すことがあるミュージシャンです。もともとトロンボーンは人の声に近い音と言われまるで会話しているように演奏できるミュージシャンもいます。
ヴィック・ディッケンソンは1930年頃から録音を始め1940年にはCount Basie(カウント・ベイシー)やSidney Bechet(シドニー・ベシェ)とも録音しています。 ビッグバンドのスウィング時代にはなかなかソロを取ることがないトロンボーンですが、ヴィック・ディッケンソンはソロ活動もしたそうです。 スウィングの後に来たビバップに影響を受けていないミュージシャン群の一人といわれていますが、トランペット奏者のBuck Clayton(バック クレイトン)と共にビバップの天才と呼ばれたCharlie Parker(チャーリー・パーカー)の曲も演奏しています。 Billies Bounce - Buck Clayton & Vic Dickenson in 1950s- YouTube Vic Dickenson - Russian Lullaby - YouTube 私が今聴いている曲はVic Dickenson(ヴィック・ディッケンソン)の1953年と1954年の録音を集めたアルバム”The Essential Vic Dickenson”に収録されているSuspension Bluesという曲ですが、このアルバムにはヴィック・ディッケンソンの代表曲ともいえるRussian Lullaby(ロシアの子守唄)の他、Jeepers Creepers、I Cover The Waterfront 、Runnin' Wild、Nice Work If You Get Itといったジャズのスタンダード曲がいっぱいのJohn H. Hammond(ジョン・ハモンド)がプロデュースしたアルバムです。 ※ジョン・ハモンドといえば、Billie Holiday(ビリー・ホリデー)をはじめ、Count Basie(カウント・ベイシー)やLionel Hampton(ライオネル・ハンプトン)を見出したことで有名な音楽プロデューサー(スカウトマン)です。 data-count="horizontal" data-via="koukinobaaba">Tweet
by koukinobaaba
| 2008-01-22 16:25
| 音楽
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