デヴィッドリンチが監督した映画「マルホランドドライブ(Mulholland DR.)」のサウンドトラックに収録されてるオールディーズの歌手といえば、1960年代のポップス歌手のリンダ・スコットです。映画の初めの方で新人オーディション・シーンにブロンド・ガールの吹き替えとしてリンダ・スコットの1961年のヒット曲「星に語れば(I've Told Every Little Star)」が流れます。この曲はジェローム・カーンの名曲でスタンダード曲のリバイバルだったようです。
星に語れば(I've Told Ev'ry Little Star)、Starlight, Starbright、星をかぞえて(Count Every Star)などのスター(星)のつくタイトルの曲をたくさん歌ったリンダ・スコットは、まだ高校生の時の1959年にラジオ番組のアーサー・ゴドフリー・ショウ(Arthur Godfrey Show)のオーデションに合格して一躍アイドル歌手となりました。 「マルホランドドライブ」で使用されたリンダ・スコットの曲はミリオンセラーとなった”I've Told Every Little Star”ですが、この曲はリンダ・スコットのオリジナルではなく、オスカー・ハマーシュタイン(Oscar Hammerstein II)とジェローム・カーン(Jerome Kern)のコンビが1932年のミュージカルの”Music In The Air”のために作った曲です。 Mulholland Dr. - I've Told Every Little Star - YouTube デヴィッドリンチが書いた曲の他にリンダ・スコットの”I've Told Every Little Star”、バイオレンス場面で使用されたSonny Boy Williamsonの”Bring It On Home”も収録されていますが、リンダ・スコット同様にオーディションシーンで使用されたConnie Stevens(コニー・スティーヴンス)の”Sixteen Reasons”は版権問題でサントラには収録されませんでした。 ☆デヴィッドリンチとアンジェロ・バダラメンティのコンビで有名な「マルホランドドライブ」について詳しくはAudio-Visual trivia内のMulholland DR. ちなみに1962年に私が購入した同い年のリンダ・スコットのEPレコードはKing Record IS - 5003 官製ハガキが5円でワンドリンク付きジャズ喫茶の入場料が100円の時代になんと、330円! リンダ・スコットの日本デビュー盤でA面がカウント・エヴリー・スターで、B面がバーミュダ(Bermuda)でした。 Linda Scott - Bermuda (1962) - YouTube data-count="horizontal" data-via="koukinobaaba">Tweet
by koukinobaaba
| 2007-12-11 00:09
| 音楽
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