Massachusetts College of Art(マサチューセッツ芸術大学)で美術を学んだ後に写真の加工技法を習得して商業デザイナーとなりました。 バート・ゴールドブラット氏のニューヨーク時代にはCBSTVで当時人気の西部劇「Rawhide」などのクレジットタイトルを手掛けたこともあったそうです。 50年代の初期にLPレコードが出現するとクール・ジャズのカバー画像を手掛けて、1995年だけでも200枚のカバーを発表したといいます。 主にDeccaとAtlanticレコードのLPカバーに携わりましたが、特にCharlie Parker、Herbie Mann、Billie Holiday、Carmen McRae、Charles Mingusや、伝説のブルースマンと呼ばれた「ロバート・ジョンソン」などのジャケットが有名です。 カバー画像は時にはハードボイルドな白黒のフィルムノワール調であったり、都会の夜を表現したダイナミックなアブストラクト風だったりしました。アーティストのカリカチュアや唇だけとか、楽器を吹いているクローズアップとか写真に加筆したりモンタージュやコラージュといった画法を用いてユニークなカバー画像をたくさん制作したのです。 肝心な音楽よりもバート・ゴールドブラットのジャケットをコレクションしているマニアも多いのだそうですが、ミュージシャンたちにも気に入られBud Powell (バド・パウエル)などは”Mr. Goldblatt”なる曲も作ったそうです。 1960年代になってからはジャズに加えてゴスペルやポップスのアルバムカバーも制作したのですが、ロックンロールの台頭とともに書籍の共同著者としての仕事に取り掛かりました。 バート・ゴールドブラットの50年代と60年代のイラストを使用したLPレコードジャケットが色々が見られるBurt Goldblatt 写真を加工したMel Torme の It's a Blue Worldのカバー画像が見られるcd.ciao.co.uk ☆当ブログ「Hot'n Cool」のトップページの右サイドバーにリンクがあるにジャズブログで、マサチューセッツ工科大キャンパス・ラジオ内の”Coffeetime”のオーナーとは以前当ブログを紹介して下さったりCDを送って下さったりと少々交流があり、そのネットラジオのホステスを務めるのがAngelynn Grantさんです。 デザインの歴史を専門医するアンジェリンさんは自らもレコードジャケットも手掛けたことがあった時にバート・ゴールドブラット氏と交流が始まり、昨年のゴールドブラット氏の逝去についても奥様からじきじきに連絡を頂いたそうです。そのアンジェリンさんの2006年の記事で何枚かのバート・ゴールドブラット作品を見ることが出来ます。 Coffeetime - Burt Goldblatt: a great artist passes on… 上記の他にもハワードのドアップ写真を使用したHoward McGheeのThe Return of Howard McGheeが見られるHoward McGhee by Burt Goldblatt スタン・ゲッツのイラストが描かれたStan Getz Quintet / Jazz at Storyville (Roost) recorded live at Storyville, Boston 1951の画像が見られるArtSaltのサイドストーリー ニーナ・シモンのポートレイトが使用されたコンピレーションアルバムのNina Simone and Her Friends (1959)が見られるLP Cover Lover バート・ゴールドブラットの書籍 20数冊の書物を手掛けたバート・ゴールドブラット氏ですがジャズに関しては少ないようで、英語版で大変高額な書籍ですが、バート・ゴールドブラット著の「Jazz Gallery One (ペーパーバック)」や「Newport Jazz Festival: The Illustrated History (Paperback)」が見つかるかもしれません。 「 Burt Goldblatt's Jazz Gallery One 」は現在Amazon.co.jpでは取り扱わなくなりましたが、アメリカのAmazon.comでは「Newport Jazz Festival: The Illustrated History 」はあるようです。 data-count="horizontal" data-via="koukinobaaba">Tweet
by koukinobaaba
| 2007-10-17 17:43
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