私が子供の頃、よくお人形を頂きました。 そのなかでも市松人形や、豪華な衣裳のフランス人形が大好きでした。 市松さんは本体が陶器なので何度か頂いたのですが、すぐ割ってしまって怒られました。 フランス人形はガラスケースに入った飾り用だったので抱くことはなく、本体も布製なので壊れませんでした。
La Poupée Francaise(本物のフランス人形)はBisque Doll(ビスクド−ル)と呼ばれPoupée Ancienne(アンティック)の高級品は本体がbisque(ビスク又はBiscuit ビスケット)と呼ばれる二度焼きの白磁器で出来ています。 Musée de la Poupée(パリの人形博物館) 私が子供の頃によく貰ったフランス人形は正式の「ビスマルク西洋人形仏蘭西人形」ではなく顔や手が布製(ガーゼ)でした。(終戦直後だったから。。。?) 私のもっていたのはこちらの人形のイメージに近いですが、顔が日本画風で大人の女性といった感じででした。なにしろスカートがフリルいっぱいで豪華! 顔が現代風ですがこんな感じも。 その後どういうわけかフランス人形の顔が変わりました。 現代風というか、目が異様にデッカクてぱっちりとしてきたのです。 昭和40年代に流行った日本の博多人形さえそうなってしまい、オモチャみたいで好きにはなれませんでしたね。 伝統的な博多人形がこちら? (アフィリエイトではありません。) 私はフランス人形とはヨーロッパのフランスから来た人形かと思っていましたが、後に裾の広がったスカートのことをフランス(フラウンス)というのだと知りました。(袖にもフランス・スリーブがあります。) 確かにオリジンはフランスのファッション人形(ビスクドール)ですが、日本で昭和30年代から流行ったフランス人形は広がったスカートを着せた人形の総称だったようです。 Flounce Skirt(フラウンス・スカート)とは19世紀中期から流行った段々のヒダ付きドレスで、その円形のスカートは段々が幾重にも重ねられて豪華です。 アメリカではレイヤード・スカートもフラウンス・スカートと呼ぶようです。
by koukinobaaba
| 2005-08-25 22:19
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