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映画のプロダクション・コードとレイティング

1930年に制定され、1934年にProduction Code(映画プロダクション・コード)と呼ばれるようになったアメリカの映倫のこと。 The MotionPicture Production Code of 1930ともいう。

政治家であるウィル・へイズが会長を務めたMPPDA(アメリカ映画制作者配給者協会)が1920年代になって過激化するハリウッド映画を規制しました。 長いキスもご法度でしたが50年代に入って緩み、1966年に撤廃、1968年にG、M、R、Xの4レイト制となる。

Hays Office(ヘイズ・オフィス)とはMPPDAのことで、その後PCA(映画制作倫理規定管理局)が映画の内容を検閲するようになる。
The Hays Code(ヘイズ規制)ともいわれる。

映画製作には先ずPCAを通し、映画が出来上がるとMPPDAで映倫マークをもらう決まりでした。


アメリカ映画の年齢制限レイティングによると以下の5段階にレイトされます。
Gは一般
PG(PARENTAL GUIDANCE)は児童に不適切な箇所あり。 保護者の判断が必要
PG‐13(13歳以下の児童には不適切な箇所あり。 保護者の判断が必要)
R(17歳以下の青少年は親か成人の保護者同伴が必要)
NC‐17(17歳以下は観賞禁止) これにならないよう問題のシーンをカットする

日本でもアメリカに倣って1998年に4段階が制定されました。
Gは一般
PG‐12(12歳未満は保護者同伴)
R‐15(中学生不可)・・・以前のR指定
R‐18(高校生不可)・・・以前の成人指定

週刊シネママガジンのR指定映画の知られざる真実

プロダクション・コードの「未婚のカップルはベッドを共に出来ない」を考慮した或る夜の出来事
麻薬がテーマだったためプロダクション・コードに触れる黄金の腕
暴力や性描写がプロダクション・コードに触れる欲望という名の電車
by koukinobaaba | 2005-08-24 20:14 | 面白記事
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