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ピナ・バウシュ 夢の教室 Tanztraume by Pina Bausch (2010)

2010年の映画でジャーナリスト転じて映画製作のAnne Linsel(アン・リンセル)が監督したドイツの舞踏家であるPina Bausch(ピナ・バウシュ)のドキュメンタリー映画「Tanzträume(夢の教室)」が2012年に公開されたそうです。(英語のタイトルは「Dancing Dreams」)


ドイツやウィーンで1920年代から始まったダンスの実験劇場の「Tanztheater」があったそうですが、1973年にピナ・バウシュが始めた「Tanztheater Wuppertal」というダンスだけでなく歌ったりしゃべったり泣いたり笑ったりと今までにないユニークな舞踏スタイルで知られているそうです。
このドキュメンタリーではダンス経験のない40人の14歳以上の少年少女たちに週に一度の稽古を授け、たった10ヶ月後にピナ・バウシュ定番の「Kontakthof」の舞台に立つという大プロジェクトが組まれました。
映画「夢の教室」はその時のピナ・バウシュによるダンス指導を記録した映像だそうです。

映画の予告編も観られるピナ・バウシュのオフィシャル・サイトはピナ・バウシュ 夢の教室 Tanzträume

Dancing Dreams [DVD] (2010)
ピナ・バウシュ 夢の教室 Tanztraume by Pina Bausch (2010)_b0002123_0263767.jpg


ピーナ・バウシュ(1940年 - 2009年)はドイツのバレエダンサーであり、バレエとモダン・ダンスの振付師でもあり、2002年にも「Hable con ella(トーク・トゥ・ハー)」という映画に出演しているそうですが、2011年にはドイツのWim Wenders(ヴィム・ヴェンダース)が監督したピナ・バウシュのトリビュート映画「Pina(ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち)」が日本でも2012年2月公開されたそうです。
Pina: A film for Pina Bausch by Wim Wenders

☆ちなみにヴィム・ヴェンダースは1977年にデニス・ホッパーがトム・リプリーを怪演した「Der amerikanische Freund(アメリカの友人)」や、1999年の「Buena Vista Social Club(ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ)」など1970年から2014年までコンスタントに映画を監督しています。

ピナ・バウシュは2009年に肺癌宣告を受け、たった5日後に惜しくも68歳で急逝したそうです。
ちなみに、ピナの生前に交流を持ったというほどのファンだという楠田枝里子は2003年に「ピナ・バウシュ中毒」を出版したそうです。「65歳以上の紳士淑女と共に」
Pina Bausch - Kontakthof (2000) - YouTube

モダンダンスといえば「モダンダンスの母」と呼ばれ、裸足で踊ったというアメリカ人のイサドラ・ダンカン(1877-1927)がいました。
詳しくはAudio-Visual Trivia内のイサドラ・ダンカン Isadora Duncane



by koukinobaaba | 2012-04-14 16:33 | 映画
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