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ベリル・ブッカー Beryl Booker

ベリル・ブッカー(1922-1978)はジャズのピアニストで、スウィングからビバップ、そしてクールジャズに移行する1950年代に活躍しました。同時期に活躍したユニークなピアノ演奏のErroll Garner(エロール・ガーナー)同様にベリル・ブッカーも独学で譜面は読めなかったそうです。

Beryl Booker 1953-1954
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上記のアルバムはベースのBonnie Wetzel(ボニー・ウェッツェル)と ドラムのElaine Leighton(エレイン・レイトン)とガール・トリオ組んだベリル・ブッカーの1953年にロスと1954年にニューヨークでの録音を収録したリーダー・アルバムです。
”One for My Baby”や”Tenderly”などのジャズのスタンダードの演奏以外にベリル・ブッカー自身のボーカルで1954年のパリ録音から”I Should Care”なども収録していますが、これが不思議なくらい初期と後期に伴奏をしたことがあるDinah Washington(ダイナ・ワシントン)に似ています。
試聴はDon Byas And Beryl Booker Trio - I Should Care - Amazon.com (MP3 Download)
同時期にベリル・ブッカー・トリオはBillie Holiday(ビリー・ホリデイ)の伴奏でクラリネット奏者のBuddy de Franco(バディ・デ・フランコ)やシロフォンのRed Norvo(レッド・ノーボ)などと一緒に欧州ツアーをしています。パリ録音で特筆すべきはセクシーなテナーサックス奏者のDon Byas(ドン・バイアス)との”Beryl Booker's Byased Blues”と "Makin' Whoopee”での共演でしょう。
Don Byas - Beryl Booker's Byased Blues - wfmu RADIO
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Don Byas - Beryl Booker's Byased Blues - Amazon.com (MP3 Download)

アルバム「1953-1954」の試聴はBeryl Booker 1953-1954 - Amazon.com
アルバム「1946-1952」の方には I Can Dream, Can't IやWhere Were You?からLet's Fall in Loveまで全26曲が収録されています。

ちなみに上記のアルバム内に”Booker T.”という曲が収録されていますが、これがベリル・ブッカーと名前が同じ”Booker T. and the MGs”のリーダーだったBooker T. Jones(ブッカー・T)のことかと思った。しかし活動時期も違うし20歳も年が違うからとフリージャズのテナーサックス奏者のBooker T. Williams, Jr.(ブッカー・T・ウィリアムス)かとも思ったがもっと年が違う。うむ。
きっとこれだ! 1914年にメンフィスで生まれたブギウギのピアニストでブルースマンのBooker T. Laury(ブッカー・T・ローリー)、1989年の映画「Great Balls of Fire!(火の玉ロック)」にPiano Slimとして出演し”Big Legged Woman”を歌いました。

ベリル・ブッカーはギタリストのJohn Collins(ジョン・コリンズ)と共に歌うベースで有名なSlam Stewart(スラム・スチュアート)のトリオとして1947年の映画「Boy! What a Girl! 」に登場しました。
Slam Stewart Trio with Beryl Booker - Oh Me, Oh My, Oh Gosh (1947) - YouTube
Beryl Booker - Where Were You? - wfmu RADIO
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Beryl Booker Project



by koukinobaaba | 2011-11-26 15:35 | 音楽
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