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ボビー・ロード Bobby Lord

Bobby Lord (1934 - 2008)
ボビー・ロードはフロリダ出身のロカビリーとカントリーの歌手として50年代と60年代に知られていますがテレビのパーソナリティとしても活躍したそうです。

まだ十代の高校生の頃にタレントスカウトに参加して奇抜なロカビリーを歌ったことで好評だったボビー・ロードはダンスホールなどで演奏して若者の間で人気者となりました。大学に入った後、1952年に自分が歌うテレビの「The Bobby Lord Homefolks Show」という週1回の1時間番組を引き受けるようになったのだとか。
1960年代初めの「The Bobby Lord Homefolks Show」ではゲストのPatsy Cline(パッツィ・クライン)とのデュエットも観られました。
カントリーのウィリー・ネルソンが”Crazy”などの歌を書いたこともあるパッツィ・クラインはこの録画の1年後の1963年に飛行機事故で急逝したカントリー歌手です。
Patsy Cline & Bobby Lord - Remember Me, I'm the One That Loves You (1962) - YouTube

Pardon my intrusion mister, 'xcuse me if I seem bold...
1953年に19歳でコロンビアと契約して1956年の”Everybody's Rockin' but Me”などカントリーとロカビリーをレコーディングしたボビー・ロードはコロンビア・レコードでは最年少の専属歌手だったそうです。移籍したJubileeレコードとの再契約が成立しなかったボビー・ロードは1960年にカントリーの本場であるNashville(ナッシュビル)に移りGrand Ole Opry(グランド・オール・オプリー)に参加しました。

1969年には音楽業界は半ば引退同然で不動産や保険業に精を出したそうですが、2008年の74歳の時、病魔と闘ったボビー・ロードは亡くなりました。 20歳で結婚した奥さんとは一生添い遂げたことになります。

Bobby Lord
Everybody's Rockin' But Me - Gonna Shake This Shack
ボビー・ロード Bobby Lord_b0002123_9202952.jpg
試聴
Everybody's Rockin' But Me! - Gonna Shake This Shack Tonight - Amazon.com

唯一見つかった2011年に発売されたCDアルバム「Everybody's Rockin' But Me-Gonna Shake This Shack」にはボビー・ロードのコロンビア時代1954年から1960年のロカビリー全24曲を収録しています。
1956年から60年頃の未発表の3曲と、1956年のセッションも収録していますが、セッションではElvis Presley(エルヴィス・プレスリー)がHeartbreak Hotel(ハートブレイク・ホテル)を録音した二日後だったのでエルヴィス・プレスリーをバッキングしたベースとドラムがそのまま参加したそうですが、カントリー・ギターではChet Atkins(チェット・アトキンス)やGrady Martin(グラディ・マーティン)が参加していたそうです。

Bobby Lord - No More, No More, No More (1955) - YouTube
Bobby Lord - Hawk-Eye (1955) - YouTube
Bobby Lord - So Doggone Lonesome (1956) - YouTube
Bobby Lord - Everybody's Rockin' But Me (1956) - YouTube
Bobby Lord - Beautiful Baby (1956) - YouTube
Bobby Lord - High Voltage (1957) - YouTube
Bobby Lord - Am I A Fool (1957) - YouTube

☆ボビー・ロードのバイオやディスコグラフィーや写真も見られるBobby Lord - Hillbilly-Music.com




by koukinobaaba | 2011-05-26 13:54 | 音楽
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