我が家に生まれた跡取り息子のゆうご君が出産祝いに頂いた品々のひとつにロバート・サブダが製作したポップアップ絵本がありました。
それがなぜか私の押入れに入ったままなのです。 ゆうご君はこの飛び出す絵本は見たくないそうです。 「怖い!」 Children's pop-up book: 3-D paper engineering ゆうご君が怖がるのはこれ! 飛び出してくる特大の古代ヒョウ(じゃなくてタイガー?) ラドン(じゃなくて始祖鳥?) 上記の画像ですがゆうご君のママが古代動物好きだったそうで”セイバー”というヒントをくれました。 Smilodon(スミロドン)というサーベル・タイガー(サーベルのような牙をもったネコ科の動物)の種類だそうで、百万年前にアメリカ大陸の草原地に生息していたとか。 下の画像はラドンじゃなくてQuetzalcoatlus(ケツァルコアトルス)といって1971年にテキサスで化石が発見された古代翼竜なんだそうです。Sky God(空の神様)ともいわれ広げた翼が11メートルで8人乗りターボプロップ機並みの大きさだとか。 最初は「怖い!」と怯えていたゆうご君でしたがこのケツァルコアトルスを開くと「こんにちは。」とご挨拶しています。 アメリカの絵本作家(挿絵画家)であるRobert Sabuda(ロバート・サブダ)がポップアップで表現した大型の仕掛け本では恐竜など太古の世界が楽しめます。 ゆうご君が持っているのは「絶滅した獣たち メガビースト (エンサイクロペディア太古の世界) (しかけえほん 大型本)」です。(ISBN-10: 4499281881) 太古の世界 恐竜時代(ISBN-10: 4499281202)もあります。 各ページには飛び出す大きな動物の他に両サイドや中ほどにいくつものポケットが付いていて、こちらも細密なクラフトが仕掛けられています。 4千円弱のお値段とは信じられません! 私が欲しいのは恐竜ではなく童話シリーズの2000年のThe Wonderful Wizard of Oz(オズの魔法使い)と2003年のAlice in Wonderland(不思議の国のアリス)とPeter Pan: A Classic Collectible Pop-Up(ピーターパン)などです。 飛び出すペーパー・クラフトの天才であるロバート・サブダは1965年にミシガンで生まれた若きポップアップ絵本の作者です。 最初はパッケージ・デザインを担当していましたが1990年代初期から子供向けの飛び出す絵本を手掛け出したそうで、それが好評を得て後には「オズの魔法使い」と「不思議の国のアリス」を含めMovable Book SocietyのMeggendorfer Prize(メッゲンドルファー賞)を計3度も受賞したそうです。 ※ちなみにメッゲンドルファーとは19世紀に活躍したしかけ絵本の大御所であるドイツの挿絵画家のLothar Meggendorfer(ロータス・メッゲンドルファー)のことだそうで、メカニカルな「Internationaler Circus」や「The Doll's House」などの名作で知られています。 Lothar Meggendorfer at University of North Texas Libraries 昔から本を開くと立体的な絵が飛び出してくる仕掛けは見られましたがかなり単純なものが多かったのです。 それがロバート・サブダの作品はいったいどうなってるの?というほど精巧な作りで感歎しきりです。 Tweet
by koukinobaaba
| 2010-07-27 14:00
| マゴのお部屋
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