太腿より膨らんで膝も見えなくなったこの恐ろしいおみ足をご覧ください!
膝頭が見えないほど膨らんでいます。 これは家族が手術を受ける前の足ですが、撮影をお願いすると快く一肌、いや一足脱いでくれました。 10年ほど前から足に異常を訴えていましたがビッコをひきながらも検査を受けるのを避けてきたのです。 理由は怖いから。 膝頭の見分けが付かないほど膝の後ろに瘤のように膨らんで足は浮腫み、血管が蛇のようにうねっています。 ソックスの跡がクッキリと付くほど浮腫み、最近では皮膚に色素沈着も見られ皮膚炎にもなっていました。 何年も診察を拒んできましたが私たちのたっての願いを聞いて、先月やっと血圧でかかっていた主治医に相談しました。 即、某国立総合病院を紹介されて検査を受けることになりました。レントゲンからCTスキャンや超音波検査など一連の検査を終えた今、入院を待つ身です。 病名は「膝窩動脈瘤(しっかどうみゃくりゅう)」です。膝の裏側にある膝窩動脈にできる種類の動脈瘤で、比較的高齢者に出来易いそうです。一般の下肢静脈瘤と違って膝窩動脈瘤はまれな疾患で破裂する危険もあるそうです。静脈竜ではなく動脈瘤の血栓による慢性下肢虚血や急性動脈閉塞を起こすことの多い疾患だそうです。 私が調べたところ女性に多いのだとか。一般に破裂すると危険なので2.5cm以上の大きさになると手術により瘤を切除するのだそうです。 瘤といっても風船のように膨らんでいるのではなく膝下の裏側が全体に浮腫むというよりパンパンに張って太くなっています。2007年に私が買ってきた医療用の弾性ストッキングを最近やっと着用していましたがもう限界でした。破裂したら危険だし、稀に壊死の進行から脚の切断になる例もあるとか。足を切断されちゃカナワンと今回の手術に踏み切った次第です。 某国立大学付属病院の血管外科での治療はストリッピング手術でも結さつ(結紮)術でもなく、ら瘤を切除とバイパス手術だそうです。 まだ呼吸機能や心臓エコーや術前循環などを調べるそうで、けっこう大ごとになりました。 なにしろ手術日より1週間も早く入院して術前検査があるそうなのです。 これまで手術をおろか入院すらしたことがなかったので「もう、まな板の上の鯉だ!」と観念しています。(口だけは) 大変だった入院! 過度の心配性で始めての入院と手術で恐怖がいっぱいのようでした。 そのためか多少、いや多大に精神に異常をきたしました。入院した最初の日、明け方に電話が入り、ちょっと50万円ほどを持ってきて欲しいというのです。これでも一晩悶々と過ごした結果です。 オイオイ! 朝一番で面会に行くからとそこはなだめておきましたが。キャバクラのお姉ちゃんと看護婦さんと一緒になっちゃってるのか。。。(もっとも真面目一本で外で飲むことなどなかったが) 手術前に1週間の検査入院があり器具を使って全身麻酔のための呼吸も練習しましたがともかく退屈だったそうです。切るまでは。 これからこのように切開して血管の手術をするという部分に黒マジックで印が付けられています。 このように長くザックリと切るのかと手術前から恐れおののいていました。この黒々としたマジックの線を見た私たちもギョっとする生生しさです。(まだ切ってないのに) 下の画像は手術後の傷跡で、黒い糸で縫った上に透明なテープを貼ってあります。 膝窩動脈瘤については手術や退院後のたった2日後に再入院と続きがあるのですがその事件は後日。 ところで、私はベーカー嚢腫? ※ちなみに私自身が5年前から患っていると思い込んでいるのはベーカー嚢腫といって整形外科の病気です。 当初はサッカー選手の例が取り沙汰されていた最中でしたのでエコノミー症候群(深部静脈血栓症)と診断されました。それは血圧が高めだったので循環器科にかかった時でした。サッカー選手は狭い飛行機の座席でなったそうですが、私も狭い新幹線の座席にこう君のバギーを入れるため足を縮こませて東京から神戸まで行った後に発生しました。これが肺塞栓だと命が危ないとのことでした。 ベーカー嚢腫だとすると、膝の裏の関節嚢に水がたまる病気です。ただし、ベーカー嚢腫が破裂すると大事に至ります。ひどくなって手術で嚢腫を取り出すことにならなければいいなと思います。いずれにせよ膝裏のコブをエコーもしくはMRI検査ではっきりさせねばなりませんが。 私の膝の裏の拳骨より大きな腫れは痛くはありませんでした。 暫くし巨大な腫れはひきましたが5年後の今でも堅くコブになっていて時々かすかではありますが痛むようになりました。先生がおっしゃったことは「安静に、力を入れないで。」でしたがなにしろこう君、ゆう君、ななちゃん、そしてゆうご君と4人のお世話に呼ばれるのでこれまでは治る間がありませんでした。これから安静にしてみようと思いますがこの先ゆうご君に妹か弟ができるとそうもいきません。(追記ですがこの後2015年までに合計6人と成りました。) この勝手な私の診断は2014年になってお墨付きを頂きました。 お年頃になり腰や関節が痛くなったので初めておとずれた整形外科で医師がエコノミー説を否定しました。 万歳、ばんざい、バンザイ! しかしどちらの医師もエコーだとかMRIとか機械で調べてないので、なんだかなーと思っています。後で読んでみようと思っている文献 膝窩動脈瘤手術症例の臨床検討 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jca/52/June/52_265/_pdf
by koukinobaaba
| 2009-10-07 13:51
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