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ジョヴァンニ・ヴェルガ Giovanni Verga

文学などほとんど無縁の私でもアメリカ、ロシア、フランスの文学者はそこそこ思い浮かぶが、スペインなら知っているのはMiguel de Cervantes Saavedra(ミゲル・デ・セルバンテス)と詩人のFederico Garcia Lorca(フェデリコ・ガルシヤ・ロルカ)だけ。
さてイタリアの小説家というと、読んだことがあるのはDante Alighieri(ダンテ・アリギエーリ)やGabriele D'Annunzio(ガブリエーレ・ダンヌンツィオ)にCarlo Collodi(カルロ・コッローディ)、読んだことはないが名前だけならGiovanni Boccacci(ジョヴァンニ・ボッカッチョ)、Pier Paolo Pasolini(ピエル・パオロ・パゾリーニ)なら映画を観ただけというおそまつさです。

よってジョヴァンニ・ヴェルガなるイタリアの小説家は全く知りません。
そこで調べてみると、1840年に生まれ1922年に亡くなったシチリア島出身の19世紀イタリア・リアリズム文芸運動の作家の一人だそうですから、ひとつ位わたしも読んでみようかと思います。
ジョヴァンニ・ヴェルガが1881年に書いた小説「 I Malavoglia(The House by the Medlar-tree)」はイタリアの映画監督であるLuchino Visconti(ルキノ・ヴィスコンティ)が「La terra trema: Episodio del mare(揺れる大地)」というタイトルで1948年に映画化しました。出演者はシチリア島の漁師など素人ばかりでまさに貧しい人々を貧しい人々が演じたネオ・レアリズモ。

The House by the Medlar Tree by Giovanni Verga
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Cavalleria Rusticana and Other Stories by Giovanni Verga
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ジョヴァンニ・ヴェルガが書いた有名な作品というと1880年に出版した「Cavalleria rusticana(田舎騎士道)」という小説で、芝居やオペラになったそうです。

「カヴァレリア・ルスティカーナ」の舞台はシチリア島の村、時は復活祭の朝。
ローラという美しい娘は恋人が兵役中に別の男と結婚してしまったのです。除隊して帰ってきた元彼は仕方がないので別の女と婚約するのですが、ローラの夫が留守がちだったので焼け木杭に火が付いてしまいます。それを知った元兵士の婚約者がローラの夫に知らせてしまったので、さあ大変、激怒した夫は復讐を誓い、ローラを巡っての決闘とあいなります。
むむ、世代の相違でしょうか、実感が湧きませんが、文学ですから。

そして、ジョヴァンニ・ヴェルガの小説は何作かが映画化されているそうですが、日本で知られているのは1993年にFranco Zeffirelli(フランコ・ゼフェレッリ)が監督した「Storia di una capinera(尼僧の恋)」くらいです。
Storia Di Una Capinera, tratto dal romanzo di Giovanni Verga
上記のキーワードでYouTube検索すると映画が観られるかもしれません。

ジョヴァンニ・ヴェルガは出身地であるシシリーの人々を描いた作品がかなりあったそうでその小説を基にした日本未公開のイタリア映画というと牝狼を意味する1956年の「La Rupa」でしょう。十代の美少女を娘に持つ女の顛末記で、英語のタイトルは「The She Wolf」です。血の気の多い人々が暮らすシシリーの農村を舞台にその名の通り女たちからは蔑され男たちからは言い寄られるふしだらな女は男を渇望してうろつき回りやがて崩壊します。
村のタバコ工場で働く母親と娘が一人のハンサムでマッチョな兵士に恋をしたのですが母親が身を引いて娘が兵士と結婚します。というか兵士を家に入れるためのようです。しばらく堪えていましたが母親は自分の情念を断ち切れず義理の息子をたぶらかして娘を困惑させるのです。そんな母親が太っちょのタバコ王を我が物にした時、工場の労働者たちの反感を買い暴動が起こって女は焼死します。
肌の露出も厭わず恥ずべきビッチ役を熱演したのは1951年にCarol Reed(キャロル・リード)監督の「Outcast of the Islands(文化果つるところ)」でデビューしたフランス女優のKerima(ケリマ)でした。
一方、純粋無垢な娘には1959年に「Der blaue Engel(嘆きの天使)」で美脚で老教授をたぶらかしたMay Britt(メイ・ブリット)でした。
La lupa The Vixen
上記のキーワードでYouTube検索すると抜粋が観られるかもしれません。




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by koukinobaaba | 2012-04-16 00:11 | 面白記事

ピナ・バウシュ 夢の教室 Tanztraume by Pina Bausch (2010)

2010年の映画でジャーナリスト転じて映画製作のAnne Linsel(アン・リンセル)が監督したドイツの舞踏家であるPina Bausch(ピナ・バウシュ)のドキュメンタリー映画「Tanzträume(夢の教室)」が2012年に公開されたそうです。(英語のタイトルは「Dancing Dreams」)


ドイツやウィーンで1920年代から始まったダンスの実験劇場の「Tanztheater」があったそうですが、1973年にピナ・バウシュが始めた「Tanztheater Wuppertal」というダンスだけでなく歌ったりしゃべったり泣いたり笑ったりと今までにないユニークな舞踏スタイルで知られているそうです。
このドキュメンタリーではダンス経験のない40人の14歳以上の少年少女たちに週に一度の稽古を授け、たった10ヶ月後にピナ・バウシュ定番の「Kontakthof」の舞台に立つという大プロジェクトが組まれました。
映画「夢の教室」はその時のピナ・バウシュによるダンス指導を記録した映像だそうです。

映画の予告編も観られるピナ・バウシュのオフィシャル・サイトはピナ・バウシュ 夢の教室 Tanzträume

Dancing Dreams [DVD] (2010)
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ピーナ・バウシュ(1940年 - 2009年)はドイツのバレエダンサーであり、バレエとモダン・ダンスの振付師でもあり、2002年にも「Hable con ella(トーク・トゥ・ハー)」という映画に出演しているそうですが、2011年にはドイツのWim Wenders(ヴィム・ヴェンダース)が監督したピナ・バウシュのトリビュート映画「Pina(ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち)」が日本でも2012年2月公開されたそうです。
Pina: A film for Pina Bausch by Wim Wenders

☆ちなみにヴィム・ヴェンダースは1977年にデニス・ホッパーがトム・リプリーを怪演した「Der amerikanische Freund(アメリカの友人)」や、1999年の「Buena Vista Social Club(ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ)」など1970年から2014年までコンスタントに映画を監督しています。

ピナ・バウシュは2009年に肺癌宣告を受け、たった5日後に惜しくも68歳で急逝したそうです。
「65歳以上の紳士淑女と共に」
Pina Bausch - Kontakthof (2000) - YouTube

モダンダンスといえば「モダンダンスの母」と呼ばれ、裸足で踊ったというアメリカ人のイサドラ・ダンカン(1877-1927)がいました。
詳しくはAudio-Visual Trivia内のイサドラ・ダンカン Isadora Duncane



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by koukinobaaba | 2012-04-14 16:33 | 映画

エミコット メープルシロップ H.T.EMICOTT

国旗がカエデの葉のカナダのお土産ということで、カエデの葉のガラス瓶に入ったエミコットのメープルシロップを貰いました。

カナダの限られた地域の森に無農薬自然自生するカエデの木から採取される無色透明の樹液を煮詰めた純自然甘味食品だそうです。
メープルシロップのカロリーは砂糖やハチミツより低く、カルシウムやカリウムなどのミネラルは豊富に含まれているといわれますからダイエットや美容にはもってこいでしょうか。
カナダの法律では樹液が採れた時期によって違うそうですが、色の薄いNO.1エクストラライトが一番高級品だとか。
頂いたのはメープルシロップ H.T.EMICOTT(エミコット) のNo.1エキストラライトの250ml(330g)ですが、インターネット上で検索してもあまりヒットしません。250ml入りのガラス瓶は見つかってもカエデ型のボトルではなくて、あっても小瓶だけでした。

H.T.EMICOTT(エミコット社)としてのウエブサイトはないようですが、代表者がEMIKO YOSHIDAだから日系の会社かもしれません。

テレビ番組「どっちの料理ショー」でホットケーキを作った時、特選素材に選ばれたカナダ産のH.T.EMICOTTメープルシロップだそうで、日本語の輸入卸販売業者のサイトにその写真がみられますが、情報は・・・。ありませんでした。
ウエブサイトのシロップの一覧でもカエデ型のボトルは見当たりませんから、私が頂いたのはまさにお土産用なのでしょう。
シロップの歴史やレシピの情報も載っているサイトでは通販で250ml入りのガラス瓶入りが2000円弱で購入できます。
H.T.エミコット社メープルシロップ 田辺インターナショナル

メーカーは別ですがカエデ型のシロップの画像が見られるYahoo! ショッピング(小瓶、中瓶もあり)
ラ・クーレ社のメープルシロップ 250ml カエデ型

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ところで、メープルシロップは未開封なら常温保存ですが、一旦開封したら冷蔵保存なんだそうですが、私は開けてから常温で夏を超してしまったのです。
そこでとんでもないことに!

子供にむしり取られて行方不明だった金ラベル
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白い浮遊物を見た。。。これがカビだと判明。
よく蜂蜜が古くなると白く結晶しますが、そんなのではなく真っ白い膜が浮いているのです。観察してみると日が経つにつれどんどん増えて一面を覆うようになりました。
これを取り去って煮沸すれば使用できるという情報もみましたがホットケーキなどにふんだんにかけて家族で賞味したので私は破棄することにします。
ちなみに蜂蜜は乳幼児には禁物だそうなので現在は4歳のゆうご君が蜂蜜パンを食べる時には1歳半のしゅうと君にはメープルシロップをつけてやってました。
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by koukinobaaba | 2012-04-01 11:44 | 面白記事