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エディ“ロックジョウ”デイヴィス Eddie "Lockjaw" Davis

エディ“ロックジョウ”デイヴィス(1922 – 1986)はCootie Williams(クーティ・ウィリアムス)、Lucky Millinder(ラッキー・ミリンダー)、Louis Armstrong(ルイ・アームストロング)、Count Basie(カウント・ベイシー)の楽団で1952年から演奏し、50年代から60年代初めまで大いに活躍したニューヨーク出身のテナーサックス奏者です。
エディ・ロックジョウ・デイビスはIllinois Jacquet (イリノイ・ジャケー)やArnett Cobb(アーネット・コブ)やBuddy Tate( バディ テイト)などのようにテキサステナーの一人とも呼ばれたそうですが、60年代にはテキサステナーの奏法をロックやポップスに取り入れたKing Curtis(キング・カーティス)がいます。
エディ“ロックジョウ”デイヴィスはBen Webster(ベン・ウェブスター)風なガットバケットというスタイルでR&Bからビバップと演奏しましたが、エディ・デイヴィスのニックネームがなぜロックジョーかというと、初期のセッションで録音した自作の曲”Lockjaw”から付けられたとか、私にはよく分かりませんがテナーサックスをガッチリくわえる演奏スタイルからとか云われています。
Lockjaw”という曲はアルバム「Eddie "Lockjaw" Davis 1946-1947」に収録されています。

Eddie Lockjaw Davis with "Big" Sid Catlett's band - Just A Riff (1945) - YouTube
Eddie Lockjaw Davis with Count Basie - Cherokee - YouTube

エディ“ロックジョウ”デイヴィスの音楽ジャンルとしてはEddie Davis and His Beboppersとして1940年代にR&Bやスィングジャズ、その後はバップ、ハードバップ、ラテンジャズやソウルジャズで活躍しました。
コンピレーション・アルバムの「Savoy First Steps」から1946年にトランぺッターのFats Navarro(ファッツ・ナヴァロ)をフィーチャーしたエディ・デイヴィス楽団の初期のアドリヴ演奏が試聴できるEddie Davis & His Beboppers - Calling Dr. Jazz (First Steps) - Amazon.co.jp (MP3 Download)

50年代にはSonny Stitt(ソニー・スティット)と、1960年代初期からはJohnny Griffin(ジョニー・グリフィン)とクィンテットを組んだり、アルバムを何枚もレコーディングしました。
サイドマンとしては1961年のPrestigeの「Night Hawk」などでColeman Hawkins(コールマン・ホーキンス)の録音に参加してテナーバトルを繰り広げています。

そのエディ・ロックジョウ・デイビスが1960年にピアニストのShirley Scott(シャーリー・スコット)とPrestigeから「Eddie Lockjaw Davis / Prestige Profiles 10」(7 inch 45 rpm)としてリリースされた”The Christmas Song”の演奏が素晴らしい。(シングルのB面は"Santa Claus Is Coming To Town")
1991年にクリスマス用にLPレコードがりりースされましたが、現在入手可能なCDの試聴は「The Prestige Christmas Collection - artistdirect.com」です。
「The Prestige Christmas Collection」に収録されている”The Christmas Song”はエディ・ロックジョウ・デイビスの他、Dexter Gordon(デクスター・ゴードン)とGene Ammons(ジーン・アモンズ)が演奏しています。
クリスマスの定番曲のひとつである”The Christmas Song(ザ・クリスマス・ソング)”についてはThe Christmas Song - Audio-Visual Triviaを参照。
テナーマンのジーン・アモンズについてはGene Ammons- Audio-Visual Triviaを参照。
Eddie Lockjaw Davis - The Christmas Song - Grooveshark


えーっ、なにこれ、やだ。
Lockjaw Oh Gee! Live in Manchester (1967)
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試聴はEddie "Lockjaw" Davis - Oh Gee: Live In Manchester 1967 - CD Universe
画像はオリジナルは1967年という2001年の2枚組CDで、On Green Dolphin Street、 Moonlight In Vermont、The Shadow Of Your Smile、West Coast Blues、Speak Lowなどのジャズのスタンダードを含む全16曲を収録しています。(ASIN: B000065V5W)
Eddie "Lockjaw" Davis - Oh Gee! - Amazon.com (MP3 Download)

Very Saxy
1959年にエディ“ロックジョウ”デイヴィスのカルテットがPrestigeで録音した「ヴェリー・サクシー 」での演奏メンバーはハモンドオルガンのシャーリー・スコット、ベースの George Duvivier(ジョージ・デュヴィヴィエ)、ドラムのArthur Edgehill(アーサー・エッジヒル)でしたが、ゲストがなんとバディ・テイト、コールマン・ホーキンス、アーネット・コブというテキサステナーだからもうたまりません。
Eddie "Lockjaw" Davis - Lester Leaps In - YouTube

Trane Whistle by Eddie "Lockjaw" Davis
1960年にPrestigeからリリースされたエディ“ロックジョウ”デイヴィスのリーダー・アルバム「トレーン・ホイッスル」(ASIN: B000000YNP)で、スウィング・ビッグバンド風なアルバム・タイトル曲の”Trane Whistle”をはじめ、美しいバラードの”You Are Too Beautiful”やクールなモダンジャズの”Stolen Moment”など6曲を収録しています。 演奏メンバーはテナーサックスのエディ“ロックジョウ”デイヴィスはもちろん、トランペットのClark TerryやEric Dolphy(エリック・ドルフィー)、サックスのOliver Nelson(オリヴァー・ネルソン)や ドラムのRoy Haynes(ロイ・ヘインズ)など総勢14名です。
収録曲の”Stolen Moment”はビバップのOliver Nelson(オリヴァー・ネルソン)が作曲してジャズメンが好んで取り上げていますが、邦題が「かわいた唇」と付けられています。
Stolen Moments アンリ・ド・パリ楽団
Eddie "Lockjaw" Davis - Stolen Moments - YouTube

上記以外にもエディ“ロックジョウ”デイヴィスは1960年に「Battle Stations」で、1961年に「Live At Minton's Playhouse - Complete Recordings」、又1962年には「Pisces」でとJohnny Griffin(ジョニー・グリフィン)と何度も録音、1975年に「The Tenor Giants Featuring Oscar Peterson, (with Zoot Sims)」でピアニストのOscar Peterson(オスカー・ピーターソン)と、「Eddie Lockjaw Davis & Sonny Stitt」でアルトサックスのSonny Stitt(ソニー・スティット)等と共演しています。
Eddie "Lockjaw" Davis with Johnny Griffin - Bewitched, Bothered & Bewildered (Pisces) - YouTube


Eddie "Lockjaw" Davis - Aging
エディ“ロックジョウ”デイヴィスの曲は滅多にサウンドトラックに使用されていませんがドキュメンタリー映画の「Bill Cosby: 49 」のエンディング・ロールではオープニングで流れるテーマ曲”Kiss Me”を作ったBill Cosby & Stu Gardner(スチュ・ガードナー)のコンビによるトークショーのテーマにふさわしい”Aging”が流れます。 ステュ・ガードナーはビル・コスビーのビデオの音楽を手がけたプロデューサーでキ−ボード奏者(ピアノ)です。 エンディングのこの曲は1985年から亡くなるまで「The Bill Cosby Show」の台本を手がけた放送作家で、リバティ・レコードでジャズ・アルバムもリリースし、ビル・コスビーとツアーもしたというMarcis Hemphillに捧げる曲だそうです。 ピアニストのTommy Fanagan(トミー・フラナガン)やドラマーのGrady Tate(グラディ・テイト)等と共にエディ“ロックジョウ”デイヴィスがクレジットされています。
このショーのタイトルに49とあるのは年齢のことで、マルチ・コメディアンのBill Cosby(ビル・コスビー)が1987年のワンマン・コンサートでじきに50歳にならんとする中年男の嘆きをしゃべくるビデオです。
ちなみにこのビル・コスビーのトークショーVHSビデオは輸入版で新品だと1万7000円という値が付けられています。(ASIN: 6300986608)
ビル・コスビーは60年代からアルバムをリリースしていますが、Bill Cosby & Stu Gardner(ビル・コスビーとスチュ・ガードナー)のコンビは1976年にギタリストとしてWah Wah Watson(ワー・ワー・ワトソン)を加えた13人メンバーで「Bill Cosby Is Not Himself These Days」というミュージカル・コメディのアルバムをリリースしています。 作曲はピアノを担当しているステュ・ガードナーでボーカルはもちろんビル・コスビー。


追記
☆ この記事を書いた後にビル・クロスビーのビデオをTweetしたところファンサイトからkoukinobaaba(Audio-Visual Trivia)をフォローされました。 が、すぐにフォロー返しをしなかったので取り消されました。 けっ! チッ!
☆ そして、残念なことに2014年、ゼリーのコマーシャルで理想の父親を演出した偉大なるビル・コスビー氏(77歳)がテレビ番組の「The Cosby Show(コスビー・ショー)」で好評を博しミスター・ワンダフルと呼ばれた過去(1980年代)に薬物暴行歴があったと犠牲者という四人の女性たちから暴露されたことでコスビー・ショーや他のトークショーへの参加が延期になっているそうです。 この騒動はライバルあたりからのやらせ?





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by koukinobaaba | 2012-03-10 19:43 | 音楽

未然に防げた? オレオレ詐欺

我が家にもやって来ました、オレオレ詐欺。

昨今お騒がせの家人を騙った振り込め詐欺は手を替え品を替えでどんどん手が込んで来ているようです。

たいていは年寄りの女性がターゲットだそうです。
どうやって選ぶか?は、分かりませんが携帯電話にはかかってこないところをみると電話帳からでしょうか。適当にかけてみて、中年以降、もしくは老人、言い直せば若い息子がいそうなお母さんらしき女性が電話口に出たら詐欺師のお仕事が始まるのでしょうか。
老女って何歳よ。 ともかく20歳代から40歳代までの息子がいる方です。
40歳代から60歳代以上の女性でしょう。

詐欺男が電話をかけてみて、もしも受話器を取ったのが屈強そうな男性だったら? おそらく間違い電話を装うのでしょう。
そういえば、私の家にも間違い電話とか無言電話とか何度かあったな。(私はかけてきた相手が声を出すまでは無言です。これもちょっとコワイ?)

さて、我が家の場合は被害者になりそこなったのが高齢の母でした。
人生90年時代の今、老人保健法の医療受給者は75歳以上ですが、高齢って何歳よ。。。 老人って何歳からよ? 一般には65歳からだけれど70歳というところもありとか。

電話のベルが鳴れば、当然家人が受話器を取りあげるのですが、今回は母だったのです。
「はいはい。」と言って二言三言聞いた後に怪訝な顔で私に受話器を渡したのです。
私は「又、お墓のセールスかも、断ってやる!」とばかりに受話器を耳に当てました。

すると電話口の向こうで慌ただしくしゃべっているのは若い男。
「JRから電話なかった?」
私は思いました。「ああ、息子か。 今朝とはちょっと声が違うが風邪気味だったのかな。」
息子は続けました。「JRにこっちに電話するように言ったんだけど。 まだなんだ。 電車にカバン置き忘れちゃってサ、全部入っているから困ってるんだ。 まいったなー。」
私が「JRからは何も連絡ないけど。。。」と答えた時、横っちょから母が言いました。
「その電話、○○さんからじゃないの?」

ここまでは息子と思い込んだ私と息子が風邪ひいたような若い男の会話はスムーズに進行していくようでした。
ところが、です。 母の言葉がきこえたのでしょう、その若い男が急き込むように言ったのです。
「そうだよ、○○だよ。」
「はあ?」と思った私は怪訝そうに、「えっ? ○○さんなの?」
相手は「○○さんじゃないよ、○○だよ。」
いかにも身内といった物の言いようです。
母の言った○○さんとは私も知っている遠い親戚です。 そして初老の男性です。

ここで電話の主は風邪をひいた私の息子ではないことが歴然としました。
電話をかけた主はこちらが勝手に思い込んで口にする名前をちゃっかり頂いちゃうのですね。
カバンを失くした男は相も変わらず忙しく話を続けます。 「困っちゃったなー 。。。」

ここで電話がプッツンと切れました。
あれ? 切れちゃったの。

はい、これが手なんでしょう。 本当に息子と思い込んでいたなら「どうしたのかしら。。。」と心配してもう一度かかってくるのを待つのが親心。

その通り、すぐに電話は来ました。
でも、この電話を受けて最後までどうなるのか聞きたい心を抑えてもう受話器は取り上げませんでした。
だから金額を提示されてはいません。 確実に振り込め詐欺だったとも分かりませんが、「電車に会社の小切手の入った大事なかばんを忘れてしまって…」はオレオレ詐欺の常套文句だそうです。
最近は銀行振込ではなく自宅まで受け取りにくる新手が増えているそうです。
犯人の面が割れるじゃないかって? どうやら何も知らないアルバイトが来るらしい。
よく耳にするのは高齢者が何十万円とか何百万円とか騙されたことですが、別に小口の詐欺もあるのです。 電車賃くらいの小銭を騙し取る詐欺はどうやら詐欺会社の入社試験らしいです。

息子とは全然違う声なのに若いというだけで息子と思い込むこちらにも落ち度があるのでしょうかね。
若い息子をお持ちの皆様、くれぐれもご用心あそばせ。

ところで母が言いました。 「冗談じゃないわ、こっちが貰いたいよ。」
そうです、振り込め詐欺にひっかかる方は裕福な女性だったのです。貧乏ではひっかかりようがありません。
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by koukinobaaba | 2012-03-02 14:57 | 面白記事