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夢みるベイビー Baby Don't You Break by Argentina

1980年代から90年代まで流行ったディスコ・ミュージックにユーロビートがあります。
テンポの速いテクノ・ミュージック(電子音楽)でダンスに適しているのでディスコ・クラブで流れていました。
そのなかに”Italo disco(イタロビート)”といってイタリア出身のプロデューサーによって生まれたアーティストやダンスナンバーがありました。世界的にはイタリアン・ユーロが廃った後も依然としてイタリアのレーベルが製作され続けているのが日本なだそうです。
Italo Disco - YouTube
Italo Disco Hits - YouTube

Disco Dance Music Euro Beat - Argentina
1980年代に大ヒットしたなかにArgentina(アルゼンティーナ)の”Baby Don't You Break(/夢みるベイビー)”という曲があります。
この曲はイタリアの歌手でギタリストのGiancarlo Cinelli(Charlie Cinelli)が作曲及び編曲し、歌詞はChristine Nicholsonが書いたそうで1986年にMedia RecordsからArgentina名義で”Baby, Don't You Break (My Heart)”のダンスバージョンで裏面にヒット・バージョンを収録したLPレコード(12インチ)がリリースされました。
現在はユーロビートのコンピレーション・アルバムしか見つかりません。
Argentina - Baby Don't You Break My Heart- YouTube

懐かしい方はパラパラでも踊ってみてください。
Dance Remix - Night girl, Up & down, Argentina's Baby Don't You Break My Heart - YouTube


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by koukinobaaba | 2010-02-24 15:21 | 音楽

リンダ・リー・トーマス Cole Porter and Linda Lee Thomas

私はCole Porter(コール・ポーター)はよく知っています。
1920年代後期から1950年代中期までに私の大好きな曲をたくさん書いた音楽家です。

ミュージカルや映画の音楽を数多く手がけ、一般にも知られたスタンダード曲の作者としてアメリカの、いえ、世界の音楽界で有名です。
※但し、比較的か細くて甲高い声のコール・ポーターが歌ったのはデモテープだけで正式にはレコードに吹き込んでいないそうです。

邦題も素敵な私の好きな曲目
(聴けるリンクのついた太文字の曲は大々大好き)
All Through the Night(夜もすがら)
Always True to You in My Fashion(私なりの真実を)
Don't Fence Me In(僕は気ままに)
Ev'ry Time We Say Goodbye(いつもさよならを言う時は)
Falling In Love With Love(恋に恋して)
I Concentrate on You (あなたに夢中)
I Get A Kick Out Of You(君にこそ心ときめく)
In the Still of the Night(夜の静けさに)
I've Got You Under My Skin(あなたはしっかり私のもの)
Just One of Those Things(そんなことなの)
Love For Sale(恋の売り物)
My Heart Belongs To Daddy(私の心はパパのもの)
Night And Day(夜も昼も)
What Is This Thing Called Love(恋とはなんでしょう)
You'd Be So Nice To Come Home To(帰ってくれれば嬉しいわ)

こちらも私の好きな曲
Anything Goes
Can-Can
C'est Magnifique
Easy to Love
Hey, Good Lookin'
High Society Calypso
I Love Paris
It's De-Lovely
Let's Do It, Let's Fall In Love
Ridin' High
True Love
So In Love
You Do Something To Me

以上の私の大好きな曲が収録されているアルバムは「The Very Best of Cole Porter」(ASIN: B000BRP11A)です。
試聴はアメリカのThe Very Best of Cole Porter - Amazon.com


私の大好きな”Begin The Beguine”をはじめ、”All Of You”や”Anything Goes”などコール・ポーターが作った曲のりストが見られるCole Porter Song Index

コール・ポーターはこんな顔
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It's De Lovely: The Authentic Cole Porter Collection
コール・ポーターベスト盤の試聴はIt's De Lovely - CD Universe
このCD画像は国内盤の「イッツ・デ・ラヴリー~コール・ポーター・コレクション」と同じですが収録曲目が違います。


ところで
私はLinda Lee Thomas(リンダ・リー・トーマス)は全く知りませんでした。

そこでインターネットで検索してみました。
失意のコール・ポーターがパリに居を移した後のこと、リンダ・リー・トーマスはパリに行った時に過去に恋愛関係があったアーヴィング・バーリンの紹介でコール・ポーターに会いました。そして二人は1918年に結婚しています。
リンダはケンタッキー出身で年上でバツイチのピアニストでした。
二人の写真が見られるCole Porter and Linda Lee Thomas Photos - WhosDatedWho.com

虚言癖があったとも云われたコール・ポーターはロストジェネレーションのプレイボーイとしてだけでなく同性愛者としても知れ渡っていたそうですが、美貌と富を兼ね備えたリンダはそれを承知で結婚したのだそうです。勝手な想像ですと個人的興味というよりはコール・ポーターの音楽的才能を花開かせようと一大プロジェクトに着手したのでしょう。
度重なるコール・ポーターの”男性遍歴”に耐え切れずにLinda Lee Porter(リンダ・リー・ポーター)は34年間の結婚生活に終止符を打ったもののコール・ポーターが落馬事故から足切断となった時には戻っています。とはいえ、既に肺を侵されていたリンダはコール・ポーターを残して先立ってしまったそうです。

Night and Day (VHS)
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(ASIN: 6302120551)

私はコール・ポーターの音楽が満載の1946年の伝記映画「Night and Day(夜も昼も)」を映画館で観ました。
日本でこの映画が公開されたのは1951年だったそうですが私はそれより15年ほど後に観たのです。
社交の場や落馬事故の時にでも曲を書き上げると云われたコール・ポーターでしたが、印象的だったのは、でっちあげられたと云われる映画のエピソードで、Cary Grant(ケイリー・グラント)が演じたコール・ポーターがフランス外人部隊として参戦したアフリカの戦場で”Begin The Beguine”のメロディが浮かんだシーンです。
映画ではエキゾチックな舞台のシーンでコロンビア出身のバリトン歌手であるCarlos Ramírez(カルロス・ラミレス)が”ビギンザビギン”を歌い、2009年に逝去したBallets Russes(バレエ・リュス)のGeorge Zoritch(ジョージ・ゾリッチ)と、オクラホマ出身でアメリカン・バレー・シアターの女性舞踏家で女優だったMilada Mladova(ミラダ)が華麗なるダンスを披露しました。
Begin the Beguine in "Night and Day" - YouTube

戦場の銃撃でビギン・ザ・ビギン!
日本語で”ビギン・ザ・ビギン”と書くと同じようですが、英語の”Begin The Beguine”ではっきりするようにルンバに似たリズムの”béguine”をBeginしようというタイトルだそうです。
私がアフリカのリズムだと思っていた”Béguine”は19世紀に土着のリズムにポルカをミックスして仏領のマルチニックで発祥した音楽スタイルでアメリカのニューオリンズ・ジャズにも影響を与えています。
ビギンは1930年頃にはパリに上陸しましたが1970年代には廃ったと云われています。

実際にゲイの噂もあったケイリー・グラントがコール・ポーターを演じた「Night and Day(夜も昼も)」を監督したのはDoris Day(ドリス・デイ)の映画やElvis Presley(エルビス・プレスリー)の「King Creole(闇に響く声)」、有名な「White Chiristmas(ホワイト・クリスマス)」など音楽関連映画を手がけることの多いMichael Curtiz(マイケル・カーティス)でした。
私の記憶が正しければかなり歪曲されたコール・ポーター伝記の「夜も昼も」では、妻のリンダ・リー・トーマスとのロマンスは描かれていましたがコール・ポーターのゲイ問題については触れていなかったと思います。微妙に妻を愛しているのかが曖昧だった感じがしました。最後は落馬事故で松葉杖をついたコール・ポーターが一度は去っていった妻のリンダに再会するシーンだったと思います。
映画の最後に飛行機で行方不明になったのはGlenn Miller(グレン・ミラー)でしたね。(混同してしまいます。)
Cary Grant as Cole Porter in "Night and Day"
一方、ゲイではないKevin Kline(ケヴィン・クライン)がコール・ポーターを演じ、妻のリンダをAshley Judd(アシュレイ・ジャッド)が演じた2004年公開の「De-Lovely(五線譜のラブレター)」ではより事実に基づいてコール・ポーターのゲイ生活を描いているそうです。
De-Lovely Trailer - YouTube


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by koukinobaaba | 2010-02-17 15:53 | 音楽

マリーナ・ショウ Don't Ask To Stay Until Tomorrow by Marlena Shaw

”Don't Ask To Stay Until Tomorrow”を歌ったMarlena Shaw(マリーナ・ショウ又はマリーナ・ショー)は叔父であるジャズ・トランペッターのJimmy Burgess(ジミー・バージェス)の導きにより1960年代から音楽の道に入ったニューヨーク出身のソウル歌手で、1952年にはジミー・バージェスと共にハーレムのアポロ劇場に出演したのがデビューだったそうです。
マリーナ・ショウは結婚して5人の子供に恵まれましたが歌うことはあきらめずに暇があればジャズクラブなどに出演していたとか。
そんな折、1966年にChess Records(チェスレコード)と契約することとなり系列会社のCadet Records(カデット・レコード)から2枚のアルバムをリリースしました。
1967年の「Out of Different Bags」と2年後の「The Spice of Life」です。
1970年代に入りBlue Note(ブルーノート)で4枚ほど、Verve(ヴァーヴ)では2枚のLPを吹き込むなどジャズレーベル数社と契約しました。

マリーナ・ショウは黒人間には特に人気がありますが人種を超えてディスコやヒップホップのジャンルで現在も活躍しています。

マリーナ・ショウはこんな顔
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Who Is This Bitch, Anyway?
オリジナルは1974年リリースのアルバム「Who Is This Bitch, Anyway?」の試聴
フー・イズ・ジス・ビッチ・エニウェイ ~ マリーナ・ショウ - Amazon.co.jp
Marlena Shaw - You, Me & Ethel, Street Walkin' Woman - YouTube


マリーナ・ショウのジャージーなアルバム
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Live At Montreux
試聴は ライヴ・アット・モントルー ~ マリーナ・ショウ - Amazon.co.jp

メランコリックであると同時にパワフルなマリーナ・ショウの”Don't Ask To Stay Until Tomorrow”は1977年にDiane Keaton(ダイアン・キートン)とRichard Gere(リチャード・ギア)が共演した衝撃的な映画「Looking For Mr. Goodbar(ミスター・グッドバーを探して)」で歌バージョンの他にテーマ曲としても使用されました。サントラにはDiana Ross(ダイアナ・ロス)の”Love Hangover”やDonna Summer(ドナ・サマー)の”Try Me, I Know We Can Make It”など1970年代のディスコミュージックが収録されています。
「ミスター・グッドバーを探して」のサントラが試聴できるアメリカのLooking For Mr. Goodbar Soundtrack - Amazon.com
上記以外にも2003年の「The Italian Job」では”California Soul”、1999年の「Forces of Nature」ではマリーナ・ショウが書いた”Remember Me”が使用されています。

Marlena Shaw - Don't Ask To Stay Until Tomorrow - YouTube
Marlena Shaw - California Soul - YouTube


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by koukinobaaba | 2010-02-16 15:08 | 音楽