ハンク・クロフォード Hank Crawford

私が知らなかったジャズ・サックス奏者にブルースの町、メンフィス出身のハンク・クロフォードがいます。聴いてみたら私の好みのサックス演奏でした。

ハンク・クロフォード(1934年 - 2009年)
ジャンルは R&B、ハードバップ、そしてファンキージャズやソウルなどで、アルトサックスの演奏の他、編曲や作曲も手掛けたそうですが、ユニークなサウンドのハンク・クロフォードが影響を受けたアルトサックス奏者としてはCharlie Parker(チャーリー・パーカー)やジョニー・ホッジス(Johnny Hodges)、テナサックス奏者としてはアール・ボスティック(Earl Bostic)などを挙げているそうです。

ハンク・クロフォードはこんな顔
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Mr. Blues/Mr. Blues Plays Lady Soul

レイ・チャールス(Ray Charles)のバンドに参加し、Bennie Crawfordとしてバリトンサックスを吹いていたそうです。1963年には自分のバンドを結成したそうで、1960年から1970年には自己名義の12枚のLPレコードをAtlanticで吹き込んでいるとか。
ハンク・クロフォードの影響を受けたというサックス奏者のデイヴィッド・サンボーン(David Sanborn)とも共演している他、1981年のBBキング(B. B. King)のアルバム「There Must Be a Better World Somewhere」にも参加したとか。

その後1980年代中頃からオルガン奏者のジミー・マグリフ(Jimmy McGriff)とMilestoneレコードで録音して一緒に公演も行ったそうです。
Hank Crawford & Jimmy McGriffが演奏する1986年のアルバム「The Best of Hank Crawford and Jimmy McGriff」から”Frim Fram Sauce”が聴けるwfmuラジオのプレイリスト
Playlist for Steve Krinsky - January 1, 2006
(Listen to this show: RealAudioをクリック、クリップポジションを1:01:09に移動)
続けて聴くと3曲後にハンク・クロフォードが影響を受けたEarl Bostic の”Flamingo”(1:18:49)も聴けます。

なるほど、これまでデイヴィッド・サンボーンの音がユニークだと思っていたのですが、その前に「ハンク・クロフォードあり!」だったわけです。

The Night Music Show with David Sanborn (1989)
Hank Crawford - Don't You Worry Bout a Thing - YouTube
Hank Crawford - Don't Cry Baby - YouTube
Hank Crawford - The Pepper - YouTube
Hank Crawford - Just The Way You Are - YouTube
Hank Crawford - Wildflower - YouTube

ジャズのスタンダードもよく演奏したハンク・クロフォードのヒット曲はMisty、The Pepper、Skunky Green、Whispering Grassなどだそうです。
アルバムは殆どファンクとソウル系ですが、聞いていないのでどれが良いかはまだ分かりませんが、”Skunky Green”はハンク・クロフォードの1964年のアルバム「True Blue/Double Cross」に、”Whispering Grass”はオリジナル録音が1963年の「Soul Of The Ballad」や、コンピレーションの「Atlantic Jazz: Legends」などに収録されています。
※ちなみに”Whispering Grass”というとボーカルグループのInkspotsが歌っています。
Inkspots - Whispering Grass - Amazon.com

ハンク・クロフォードの1960年の”Misty”が試聴できるHank Crawford - More Soul - Amazon.com
Hank Crawford - Misty (Memphis, Ray & A Touch Of Moody) - Grooveshark.com
※ミスティはジャズピアニストのエロール・ガーナー Erroll Garnerが作曲した美しい旋律の名曲です。

Heart and Soul: The Hank Crawford Anthology
ハンク・クロフォードに詳しいヒロヤスさんからの情報でジミー・マグリフとの共演盤に収録された”Street of Dreams”が素晴らしいとのこと。1982年のアルバム「Midnight Ramble」にも収録されているようですが、ともかく試聴を見つけたのがオリジナルが1982年という「Heart and Soul」(B00000339W)です。 すごいバージョンです。気に入りました!
ですが、1994年再リリースのCDでも入手困難です。
なのでiTunesで「Midnight Ramble」に収録された”Street of Dreams”を早速購入しました。
♪ 「Heart and Soul」に収録されているStreet of Dreams”の試聴はHeart and Soul - ArtistDDirect.com

We Got a Good Thing Going
さて、そろそろクリスマス・シーズンですね。
こちらもヒロヤスさんからの情報で、1972年のLP「We Got a Good Thing Going」の情報なんですが、”Christmas Song”と”Winter Wonderland”が素晴らしいそうです。 残念ながら入手困難です。
♪ Hank Crawford - Winter Wonderland (We Got a Good Thing Going)

☆KUDUレーベルの「We Got a Good Thing Going」に収録されている”Winter Wonderland”と”I Don't Kno”が試聴できて、アルバム画像が見られるWe Got a Good Thing Going TICRO MARKT
こちらの花まる印しの新譜と中古レコード通販店では廉価ですが、一般にはヴィンテージLP盤価格の1万円前後します。

豪華な演奏メンバーはアルトサックスがハンク・クロフォード、ギターがCornell Dupree(コーネル・デュプリー)とGeorge Benson、ベースがRon CarterとGordon Edwards、なんとサラ・ヴォーンとの録音もあるBob JamesがElectric Pianoだそうです。

追記
奇異ですがこの記事を書いたほんの2ヶ月後にハンク・クロフォードが74歳で亡くなったそうです。
2000年に起こした脳卒中の合併症だったとか。




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by koukinobaaba | 2008-11-09 11:36 | 音楽
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