ニコは本名をクリスタ・パフゲン(Christa Päffgen)というドイツ出身のアーティストでした。
an underground experience+heroine ![]() 1950年代後期にはパリのヴォーグ(Vogue)やエル(Elle)のファッションモデル、そして女優としても活躍しましたが、一番名が知れているのが、1960年代中頃から1970年代のシンガー・ソングライター、ミュージシャンとしてのニコでしょう。 特にThe Velvet Underground(ヴェルヴェット・アンダーグラウンド)時代のニコは伝説ともなっています。 The Velvet Underground and Nico ニコの初レコーディングは1965年の”I'm Not Sayin”ですが、その後、1966年のニューヨークにおけるポップアートのアンディー・ウォーホルがプロデュースしたAndy Warhol Up-Tightに参加し、1966年にアンディ・ウォーホルが監督した「Chelsea Girls(チェルシー・ガールズ)は音楽が「The Velvet Underground(ヴェルヴェット・アンダーグラウンド)」だったそうですがニコは自身の役で出演しています。 ニコのデビューアルバムは1967年の「Chelsea Girl」だそうです。 Nico in Andy Warhol's Chelsea Girls (1966)- YouTube Nico in Andy Warhol's I A Man (1967) - YouTube (http://www.youtube.com/watch?v=IBj_uN7j1MQ) The Velvet Underground & Nico ![]() アンディ・ウォーホルの実験的マルチメディア・イベントではルー・リード(Lou Reed)が参加した伝説の前衛ロックバンドの「The Velvet Underground and Nico(ヴェルヴェット・アンダーグラウンド)」が活躍しました。 アンディ・ウォーホルが1965年にプロデュースしたルー・リードのデビューアルバムの「The Velvet Underground」の後、1967年にニコが参加したLPレコードの「The Velvet Underground and Nico」ではアンディ・ウォーホルがレコードジャケットも手掛け、バナナの画像は有名になりました。 そのUVアルバム「The Velvet Underground & Nico」でニコは、Sunday Morning、Femme Fatale、 All Tomorrow's Parties、I'll Be Your Mirrorなどを歌っています。 Murder Mistery - Album The Velvet Underground (1969) - YouTube 1967年にThe Exploding Plastic Inevitableのツアーが終わりバンドが解散した後、ベースのJohn Cale(ジョン・ケイル)やルー・リードなど元メンバーのサポートを得てニコはソロ活動に入りました。1980年代までロックやオルタナのアーティストとして人気を保ち、公演は完売状態だったそうです。 ドイツ出身のニコは母国語の他にフランス語、イタリア語、英語などが堪能で、女優としては「芽ばえ(Guendalina)」や「17才よさようなら(I Dolci inganni)」を監督したアルベルト・ラトゥアーダ(Alberto Lattuada)監督の1958年のテンペスト(La Tempesta)を手始めに何本かの映画に出演しています。 1958年に「甘い生活(La Dolce vita)」の撮影現場を訪れたニコを見て気に入ったフェデリコ・フェリーニ(Federico Fellini)監督が映画の中でニコ役で出演させたそうです。ちょい役といえどもそのシーンではかなりインパクトがあります。 Nico with Marcello Mastroianni in La Dolce vita - YouTube 1963年にはニコはジャック・ポワトルノー(Jacques Poitrenaud)が監督した日本未公開の「Strip-tease」で主演してペレス・プラードの”Guaglione”のイントロのような曲で妙ちきりんなストリップを演じました。 ダニー・サヴァル(Dany Saval)やジャンプブルースのBig Joe Turner(ビッグ・ジョー・ターナー)が共演しています。 「Strip-tease」の映画音楽を「L'eau A La Bouche(唇によだれ)」でコンビを組んだSerge Gainsbourg(セルジュ・ゲンズブール)とAlain Goraguer(アラン・ゴラゲール)が担当しています。 映画のテーマ曲は声が低音過ぎるニコに代わってJuliette Greco(ジュリエット・グレコ)が歌ったそうですが、2001年になってニコのバージョンを収録したアルバムの「Le Cinéma de Serge Gainsbourg」がリリースされました。 ※サントラ情報はStrip-tease Soundtrack - SoundtrackCollector.com Nico - Strip-tease - YouTube Krista Nico and Dany Saval in Strip-tease (1963) - YouTube その後、ニコは1970年にPhilippe Garrel(フィリップ・ガレル)が監督及び主演した「La Cicatrice Intérieure(内なる傷痕)」にもナレーターでも出演しています。 ニコが曲を提供したことからフィリップ・ガレルとはパートナーとして6本の映画に音楽も含めて貢献しているそうです。 Nico in La Cicatrice Intérieure - YouTube ※”ほーほっほ”というわざとらしい笑い声が魅力的なニコがなぜニコという芸名かというとヒッピーのメッカだったイビザでモデルをしていた時に出会った写真家が自分の友人の名を付けたのだそうです。 アラン・ドロン(Alain Delon)が1958年のChristineで共演したRomy Schneider(ロミー・シュナイダー)と婚約中にニコがドロンとの子供(Christian Aaron aka Ari)を産んだと本人が公言しているのをはじめ、ルー・リード、そしてジム・モリソン(Jim Morrison)やイギー・ポップ(Iggy Pop)などと、ともかくニコは恋多き女でもありました。 一説には1938年ともいわれていますが、正確なニコの出生は不明です 1970年代後半から15年以上ものヘロイン中毒により手に負えない行動も多々あったニコでしたが、1988年にイビザで息子とサイクリング中に心臓発作を起こし転倒して病院に搬送されましたが、脳溢血を起こしていたそうで翌日にに亡くなりました。 ニコが影響を与えたアーティストにはニューヨーク・パンクロックのパティ・スミス(Patti Smith)、オルタナティブ・ロックバンドのアイスランド出身のビョーク(Björk)、映画音楽で有名なジョスリン・プーク(Jocelyn Pook)などたくさんいます。 Krista Nico Tribute - YouTube 72 Lou Reed, John Cale & Nico 「Velvet Underground」の解散後の1972年1月にルー・リードとジョン・ケイルとニコがパリの「Bataclan Club」でライヴをしています。 ライブ盤レコードは「バタクラーン72(Bataclan Club)ですが、全14曲を収録した人気CDがリリースされています。 Tweet ※このブログはトラックバック承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
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