人気ブログランキング | 話題のタグを見る

我が家に猛威を振るったインフルエンザとウイルス性胃腸炎

2012年、東京都が例年より早い1月19日に早々とインフルエンザの流行開始宣言を行ったそうです。
私の家でも2012年1月早々と家族が次々にインフルエンザにかかりました。10日から17日のたった1週間で4人が発熱してインフルエンザと診断されたのです。
私としては家族がインフルエンザに感染したと実感した初めての経験でした。

我が家では一番小さい1歳半のしゅうと君が今から10日ほど前に熱が出たと言ってました。
それ以前から咳と鼻水が止まらない状態でアレルギーかもしれないと思われていたのですが、これは先日耳鼻科で副鼻腔炎だと診断されました。検査はしていませんが、しゅうと君の熱がインフルエンザのせいだったとするとしゅうと君が始まりということになります。
検査をしていないといえば、ゆうご君としゅうと君を病院に連れて行くママに付き添って行ったおじいちゃんが熱を出したのでこれもインフルエンザだったかも。今も咳をしています。
しゅうと君が先に感染したのか、それともおじいちゃんだったのかは不明。

しゅうと君が熱を出した次に熱が出たゆうご君が病院に行き、綿棒で鼻の穴から検体を採取して検査して頂いたところA型インフルエンザ(A香港型)が陽性であると判明しました。これにより先に熱が出たしゅうと君とおじいちゃんもインフルエンザ感染症の疑いが濃くなりました。
しかし前回ゆうご君が風邪症状で診て頂いた時にはいつもと違う医師だったので検査をしなかったのです。そこでインフルエンザの人と接触したと疑わしき場合は医師が言わなくともこちらから検査を申し出ないといけません。

その晩、ゆうご君のパパが「まだ症状が出ていない人はこれ!」と買い込んできたユンケルを配りました。既にそれらしき症状が出ていたおじいちゃんにも分配されました。
ご注意! カフェインなどを含むユンケルなどの栄養ドリンクは風邪を引いている最中や体調が良くない時に飲んではいけないそうです。 特に市販の風邪薬などと併用すると鎮静剤と興奮剤のせめぎ合いで時には意識不明の危険もあるそうです。 そういえば、以前にも娘がユンケル黄帝液という高価な代物を飲ませてくれたことがありました。 私の子供世代はユンケル好きなのか。


ユンケルで乾杯! カンパーイ!
このユンケルD2なるドリンク剤はタモリの宣伝で有名ですが薬草入りの滋養強壮飲料です。
パパいわく、「一番安いユンケルで十分!」だそうです。
滋養強壮といえば昔は養命酒でした。
ユンケルには薬草はもとよりビタミンB、反鼻チンキ、無水カフェイン、ニコチン酸アミドなどを成分とし添加物としても安息香酸Na、パラベン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、グリセリンなどなど、まるで魔女の呪いの大釜みたいに色んな物質がぶち込まれています。
ところで内容物にある反鼻チンキ(ハンピチンキ)とは?
これはユンケルなどの栄養ドリンクに使用される動物生薬の一種で、干したマムシの皮から製造されるそうです。
毒草の根、イモリの目玉、蛙の指、蛇のぶつ切り、トカゲの足、コウモリ、蛇の割れた舌・・・「マクベス」じゃないからこれらは入っていません。

加えて薬品好きなパパはウイルシールド(We'll Shield)というウイルスや細菌除去のスプレイ(二酸化塩素液)を買ってきてシューシューまいていました。
これはエアコンのフィルターのカビにも効果があるそうです。キッチンハイターのようなもんでしょうか。


ところがユンケルを飲んだにも関わらずゆうご君のママが鼻水と熱。だるくて何も出来ない状態。
うむむ、遅かりし由良之助か。
月曜日を待って朝一番で検査に行きました。 バッチリ陽性!
まあ、ゆうご君としゅうと君に挟まれて寝ているのだから当然でしょう。

それで、残るはゆうご君のパパと私だけ。
私は38kgという虚弱体質に見えるチビですがゆうご君のパパは体重70kg近くと体格もいい上に予防接種も済ませている優れ者。次に発病するのはきっと私。

と、思いきや、ママの次にはなんと頑丈なはずのパパでした。ママの熱が下がった頃に症状が出てひと晩ゾクゾクガタガタと苦しんだ翌朝に検査しに病院に行きました。 陽性! でもワクチンしていたからチョイ熱と悪寒と倦怠感で済みました。
以上の患者たちは感染が分かった時点、発熱から48時間以内に飲むと効果があるというインフルエンザ治療薬のタミフルを服用していました。タミフルは以前ニュースで話題になりましたが若い人には異常な行動を取るという弊害もあるそうです。我が家のニブイ連中は誰一人として異常行動を起こしませんでした。
ちなみに私の娘の家で家族全員がインフルエンザにかかった時、タミフルを飲んだ幼稚園児の男の子が二人とも大声をあげて走り回ったそうです。飛び降りたりはしませんでした。
10歳児以下のタミフルの弊害については某大学教授によるねずみの実験でアルコールやカフェインと
一緒にタミフルを服用すると異常行動を起こす事が証明されたとか。

ゆうご君のパパの感染が判明したから恐らく数日から1週間以内には残る私に発熱症状があるのではないかとビクビクしています。なぜなら高齢の私の母の病院通いの付き添いをしているからです。母は予防接種を受けていますが感染しないにこしたことはないです。

ゆうご君のパパの感染が判明してから3日経過しましたが、ユンケルの追加を強要されて飲んだ私にインフルエンザの兆候は現れません。ユンケルのせいだとは思っていませんがみんなの台所を預かっている私は手洗いと消毒、うがい、マスク着用を欠かさないのです。外出時や家庭での家事の最中のみならず、就寝時にも鼻がむずかったり喉がいがらっぽい感じがすればすぐマスク。
ですが、正解は外から帰ったら手荒いとうがいより、外出時にマスク装着が必須ですが、大事なことは帰ってきたらそのマスクを外で処分してから家に入るのが正解です。
みんなは次々と感染期間を終えて保育園に職場にと戻っていきます。
私は体温計とタミフルをテーブルに置いて待機していたのですが。。。

そしてゆうご君のパパが陽性と判明した日から3日目の夜、業を煮やしたパパが「予防だ!」と強引にタミフルを私に飲ませました。 力づくで。。。拷問
横溝正史の獄門島を思い出しました。いや悪魔の手毬唄か。
タミフルを強要した息子がその後に持って来たマッコリを普段は飲まない私はコップ1杯飲んで寝ました。 私の場合は興奮もせず快眠あるのみでした。 きっと若くないから私の脳も神経もにぶいのでしょう。まあ、先の実験はあくまでもネズミであって人間ではありませんでしたが念のため玉子酒もよしといた方がいいでしょうかね。
予防にタミフルなんて。。。
タミフルの予防使用なんて聞いたことがないと調べてみたら飛沫感染したら8時間後には約100個に増殖し1~3日間の潜伏期間の後に発熱するインフルエンザには私が服用したようなカプセル製剤が有効なんだとか。1週間飲み続けると感染しても症状が軽いそうです。
この場合は保健適用外になるそうですが、予防薬としてタミフルを病院で処方してもらうにはいくつかの規制があるので確認して下さい。
インフルエンザ患者に接触したら48時間以内に一日1タミフルカプセルを飲むと完璧! 
正解だったのだ。 とはいえ私が飲んだのはたった1カプセルだけでしたから意味をなしていません。

とはいえ、タミフルを疑問視する声も聞かれます。
ウイルスに感染すると身体は熱を出して戦っているわけですから病人がやることは安静のみです。 これが正解。

この後、ちょっと喉がいがらっぽいかなと言ったら、薬マニアの息子が咽喉痛に効果があるから飲むように脅したのが抗出血及び抗炎症作用があるというトランサミン錠500mgというカプセルと風邪のひき始めに飲むと良いという漢方薬の麻黄湯。 トランサミン錠の方は医師の指示が必要とも書かれているし副作用もあるとかで飲みたくないのに、無理矢理。 
別に副作用は何も出なかったが、私はモルモットか。。。

発症前に予防した(?)ので、この後私がインフルエンザにかかったのかどうかは不明のままです。 たぶん。
ですが、みなさん! インフルエンザは麻疹などと違って違う型(ウイルス)なら再びかかるのですからご用心。
今日はA型、明日はB、次はC型か新型か。。。
いや、C型は小児期に感染して呼吸器感染症の原因になるタイプでゆうご君が1歳の時にかかったのがこれだとすると一生免疫があるそうです。
RSウイルス感染症で小児病棟に緊急入院


追記
2012年2月、今冬のインフルエンザ流行は香港A型が主流といわれています。
私はついに発熱を伴うインフルエンザにかからなかったのですが、最初にインフルエンザで発熱した1月の終わり頃、しゅうと君がインフルエンザから20日しないうちに冬の嘔吐下痢症(感染性胃腸炎)になりました。
嘔吐下痢症もウイルスのしわざだそうです。 ロタウイルスでしょうか、アデノウイルスでしょうか、それともアストロウイルスでしょうか。 便の検査をしていないから分かりません。
それともテレビでやってた胃腸に影響があり嘔吐を伴うというB型なのか。

しゅうと君が具合が悪かったのは2日もありませんが、3月に入ってすぐ再びウイルス性胃腸炎にかかりました。この時は今までになく症状がひどくて特に下痢の量が半端じゃありませんでしたので紙おむつの上に赤ちゃんのおむつカバーをつけました。
しゅうと君の2月の嘔吐下痢症の時はすぐにお兄ちゃんのゆうご君に症状が出ました。 その2日後にはなんとしゅうと君からゲボをお見舞いされたパパが倒れました。
ちなみに嘔吐物はボロ布のように廃棄できるもので処理した方がよろしいようです。後は塩素系のスプレーをまけば多分カンペキ。
嘔吐は泣いたからでもなく、食べ物がつかえたからでもなく、突然、激しく吐き始めると共に下痢もする嘔吐下痢症にほ特効薬がありませんから安静にしてひたすら吐き出すのです。 ウイルスを。 そうすれば、嘔吐下痢も治まるとか。 けいれんなどの緊急な事態以外はむやみにトンプクの下痢止めを服用せずに、しかも脱水症状を防ぐことくらいしか対処方法はありません。
病人の口が渇いたり尿が濃い色になったらが脱水症にならないように水分補給に気を付けると同時に汚物の処理を担当するママもウイルスが散らないように気をつけないといけません。
病人がすぐに脱水症状になるわけではありません。 ゲーゲーやっている時期は半日くらいなのでその間は何も口に入れないで収まったら一口の水から始めるそうです。 吐かないようならポカリとか、少しずつ。 症状が治まったらお粥から始めるそうです。 栄養の心配は不要、お腹に優しい食べ物を少しずつ与えてみます。 私が思うには一番良い下痢止めの水分なら甘いドリンク類より味噌汁の上澄みじゃないかな。
完治するのに4日から1週間ほどかかるそうですが、症状がなくなってもウイルスの排泄が2~3週間持続することもあるそうです。
そこで手洗いはもちろん、先のウイルシールドで消毒しまくります。
今現在、私には嘔吐の”お”の字もありません。

この後、2月の始めから次々と子供も大人も今度は鼻風邪にかかりました。 これはB型か新型のインフルエンザかも。
ハックショーンとくしゃみの連発に伴い鼻水がドーッ、寒気に節々の痛みがあり気だるいものの、熱はゆうご君が朝に8度5分あっただけ。
これまで無事だった私も喉がイガラっぽいと思ったら鼻水が出るようになり鼻汁が喉に流れるせいがゲッホゲッホと咳と痰がとまらず、微かながら頭痛もありました。 いつもの花粉アレルギーや鼻炎ではないようでした。 もっとも最近は花粉アレルギーも複合化しているそうです。
危なそうだということで息子がユンケルをくれましたが遅すぎたか効果もなく、熱こそ出ませんでした食欲は皆無で、この後に息子のくれた麻黄湯を飲んでまる1日寝てしまいました。 夜半は寒さから熱さに変わり、翌朝は身体が痛くて起き上がるのに難儀しました。 熱は6度4分と高くもなく一日座ってはおれるもののゾワゾワ感は持続しました。 その日の夜に息子が持ってきたのがチクナイン(辛夷清肺湯)というちくのう症と慢性鼻炎の薬です。 今度は咳がひどいが熱はないからと夜中に息子が持ってきたシロップの養陰清肺でガラガラごっくん。 もう、どれがどう効いたか分かりませんが、最後の咳止めシロップのおかげで前夜眠れないほど咳こんだのが嘘のように良く眠れました。 あまり効き目があるのも怖いのですが。
年のせいか、一旦風邪にかかると私の症状はグズグズト長引きます。 いつも風邪ひきから鼻炎に移行するのものですから、咳も治まり鼻も出なくなったのは「インフルエンザ患者が減少してきた」というニュースを聞いた2月も終わりに近づいた頃でした。

一説によると20歳以上なら以前にかかったウイルスの型と新型インフルエンザウイルスの型が似てるので新型インフルエンザに感染しても軽く済むそうですが。
今年はA型の後にB型に感染する人が多いとか。
熱がないと病院に行っても検査してくれないこともあるのですが、上記のような症状だけでも陽性ということがあるので、熱が出なくともサイレントキャリアかもしれないので気をつけないといけないようです。

家族が病気になるといろいろと勉強になります。
by koukinobaaba | 2012-01-20 10:09 | 面白記事
<< ピーラムクリア Apple S... リー・ドーシー Lee Dorsey >>