エンリコ・カステラーニは1930年にイタリアのカステルマッサで生まれた「Paintings of Light(光の絵画)」で知られるモダン・アート(約1910年から1970年くらい)のアーティストだそうです。 惜しくも2017年に87歳で亡くなりました。
ベルギーで絵画や彫刻や建築などを学んだ後はイタリアの前衛画家たちと交流し1958年にMovimento Arte Nucleareに参加して、1959年には既に現在の表現スタイルを確立していた。 それは浮き彫り風の黒い表面のカンバスに渡した木枠に釘を打って陰影を出すという3次元的絵画。 ともかく凸凹が光を作り出して絵画になっているようです。 まるでオプティカル・アートのようです。 いや、絵画って描いたり塗ったりするんでしょう。 ってことは具象でないレリーフか? 1968年にはニューヨーク近代美術館の「The responsive eye(応答する眼)」展をはじめ、世界各国の展覧会に参加しているそうです。 私みたいに、2010年には高松宮殿下記念世界文化賞(The Praemium Imperiale)の絵画部門に選ばれたことで知った日本人が多いかも。 賛同する人あり疑問に思う人あり。 エンリコ・カステラーニの作品を説明するのに、インターネット上で「無私を究めた凸凹の陰影」というのを見つけましたが、具体的に分からなかったので調べてみました。 無私とは「私的な感情にとらわれたり、利害の計算をしたりしないこと」だそうです。 あぁ、有名な政治家が言ったアレか。 Tweet
by koukinobaaba
| 2010-11-07 12:30
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