ジョルジュ・ユルメ-ル Pigalle by Georges Ulmer

シャンソンの”ピガール”といえばジョルジュ・ユルメ-ル!

とはいうものの、私はジョルジュ・ユルメ-ルといえばピガール(ピギャール)しか知りません。

Georges Ulmer (1919 - 1989)
ジョルジュ・ユルメ-ルはコペンハーゲン生まれのフランスの歌手で1940年代中期から1950年代に活躍したそうで、自分自身の役で映画に出演したこともあったそうです。
1944年に作詞家のGéo Koger(ジェオ・コジェ又はゲオ・コゲール)と作曲家のGuy Luypaerts(ギー・ロイパールツj又はギィ・ルイパルツ)と共同で書いたのが有名な”ピガール”という曲です。まだ第二次世界大戦が終戦になるちょっと前のことです。



☆「世界中の人々がやって来る町、パリ魂の町、ピガール」とピガール礼賛の歌詞ですが、「C'est un' rue C'est un' place ...」とジョルジュ・ユルメ-ルが歌った”ピガール”のフランス語の歌詞はGeorges Ulmer Pigalle Lyrics - Paroles-Musique.com
歌の題名となったピガールとはパリのモンマルトルのふもとにある町のことで、今や観光名所となった高級キャバレーの「Moulin Rouge(ムーラン・ルージュ)」がありますが他は安っぽいキャバレーが立ち並ぶ歓楽街だそうです。
上野の浅草六区とか新宿の歌舞伎町がもっと洒落たような町か。。。

ちなみにタイトルに”ピガール”がついてもÉdith Piaf(エディット・ピアフ)が歌った”Elle frequentait la rue pigalle(ピガール通いの女)”やPatricia Kaas(パトリシア・カース)の”Pigalle”は全く違う曲です。

”ピガール”はジョルジュ・ユルメ-ルのオリジナル以外にもシャンソン歌手のCharles Dumont(シャルル・デュモン)が歌い、アメリカでもBing Crosby(ビング・クロスビー)やPaul Anka(ポール・アンカ)やPetula Clark(ペチュラ・クラーク)などがカバーしているのだそうです。 が、全く聴いたことがありません。

演奏ではFranck Pourcel(フランク・プゥルセル)やジプシーギターのDjango Reinhardt(ジャンゴ・ラインハルト)の演奏バージョンもあるそうです。

Pigalle by Lalo Schifrin
下記のリンクで聴ける”Pigalle”はオリジナル録音が1955年の幻の仏VogueLPアルバムをCD化した「Two Argentinians In Paris」(前半8曲がシフリン)から、アルゼンチン出身の音楽家であるラロ・シフリンのアレンジとピアノ演奏が素晴らしいラテン調のバージョンです。 このアルバムは同じくアルゼンチン出身のバンドネオン奏者のアストル・ピアソラが仏ピアニストのMartial Solal(マーシャル・ソラル)をフィーチャーして1955年にリリースしたLP「Sinfonia De Tango」と一緒に収録したコンピレーションとなっています。
※なぜ幻のLPかというと「Rendez-vous dansant à Copacabana(コパカバーナでのダンスでデートという意味か。)」というアルバムのタイトルがシフリンの気に入らなかったから封印されたのだとか。
※フランス、母国、アメリカで活躍したジャス・ピアニストで作曲家で編曲者で指揮者でもあったラロ・シフリンは「Dr. Kildare」をはじめMission: Impossible(スパイ大作戦)」のテーマなどたくさんのテレビ・シリーズでジャズ調の音楽を担当した他、MGMの映画音楽作曲家となりサウンドトラックを手掛けました。
ワーナーですが1968年の「Bullitt(ブリット)」1971年の「Dirty Harry(ダーティハリー)」も素晴らしいですが、私は1964年の「Les félins(危険がいっぱい)」のテーマ"Theme From Joy House"でシフリンのジャズ仲間でアレンジを手掛けたJimmy Smith(ジミー・スミス)の演奏バージョンが大好きです。
Lalo Schifrin & Astor Piazzolla (Two Argentinians In Paris) - Pigalle - Grooveshark

ユルメールの”ピガール”は何本かの映画のサウンドトラックで使用されているそうすが最近ではScarlett Johansson(スカーレット・ヨハンソン)が主演した2007年の「The Nanny Diaries(私がクマにキレた理由)」ではSerge Gainsbourgの”Du Jazz Dans Le Ravin”などと一緒に、Dave Hartley(デイヴ・ハートレイ)のアレンジでEddie Hession(エディ・ヘシアン)のアコーディオン演奏のバージョンが使われたようです。


ところで、ファッションの世界でピガールといえば?
それはパリの靴ブランドです。
Christian Louboutin(クリスチャン・ルブタン)というデザイナーがが創設した靴のブランドである”ルブタン”は底が赤いピンヒール(ハイヒール)に「ピガール」と名づけたそうです。
日本では銀座の松屋に出店しているそうです。
Christian Louboutin - Pigalle
(サイトのイントロはスキップ可、オンライン・ショップをクリックして右上の検索窓にPigalleと入力)




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by koukinobaaba | 2011-03-27 21:56 | 音楽
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