マーティ・ロビンス Marty Robbins

マーティ・ロビンス(1925 – 1982)はたくさんの感動的なカントリーソングを歌ったアリゾナ出身の歌手として知られています。
多くのカントリー歌手にありがちなアウトロー的なイメージは全くなく、その歌声でも分るように態度物腰が柔らかく紳士的で、結婚も1度だけで亡くなるまで添い遂げたそうです。その反動か後年にはヒゲをたくわえて服装もElvis Presley(エルヴィス・プレスリー)とまではいいませんがかなり派手になりました。
マーティ・ロビンスは「悪魔の女」を歌おうが、「縛り首の木」を歌おうが、「幽霊列車」を歌おうが、常にソフトでエレガントなのです。
エルヴィス・プレスリーの”Blue Suede Shoes((ブルー・スエード・シューズ)”に対抗じゃないですが1957年に失恋の卒業ダンスパーティーを歌った服装ソングの”A White Sport Coat and a Pink Carnation”というを作詞作曲してマーティ・ロビンスの三番目のヒット曲となりGold Record awards(ゴールデン・レコード大賞)を得たそうです。ちなみに1959年に13歳のDodie Stevens(ドディ・スティーヴンス)がボーイフレンドのヘンテコな服装が好きだという”(Tan Shoes &) Pink Shoe Laces”を歌いミリオンセラー(ゴールドディスク)となりました。
Marty Robbins - A White Sport Coat (1957) - YouTube
Dodie Stevens - Pink Shoe Laces (1959)- YouTube

軍隊でギターを覚えたマーティ・ロビンスは第二次世界大戦後に音楽の世界に入ります。
フェニックスのKTYLラジオ局で自分の番組を持った後、テレビ番組も担当したマーティ・ロビンスはコロンビア・レコードと契約してからナッシュビルのGrand Ole Opryラジオ番組で絶大なる人気を獲得したそうです。

”Don’t Worry ‘Bout Me”、”I Can’t Quit”、”Devil Woman”、”Time Goes By”、”You Gave Me a Mountainl”などたくさん作曲したマーティ・ロビンスでしたが、いくつかのグラミー賞(Grammy Award)も受賞しており、最初の受賞は1969年でアルバムの「Gunfighter Ballads and Trail Songs」からカットした自作の”El Paso”で、1960年のBillboard Top 10 Singlesで1月にナンバーワンでした。
マーティ・ロビンスの曲のなかでも”Big Iron”や”You Gave Me a Mountain”などはJohnny Cash(ジョニー・キャッシュ)、Frankie Laine(フランキー・レイン) 、Elvis Presley(エルヴィs・プレスリー)などがカバーしたそうです。
特に話題な曲では、ファズ・ギター(fuzz guitar)の誕生の誉れ高きセッションギタリストのグラディ・マーティン(Grady Martin)が参加した1961年に”Don't Worry(気にすんなよ)”があります。
ナッシュビルの名ギタリストと呼ばれたグラディ・マーティンはジョニー・ホートン(Johnny Horton)の最初のヒット曲だった”Honkytonk Man”でもギターを担当しました。(マーティ・ロビンスのホンキートンクマンとは全く別の歌です。)
ギターコードの出力の差込違いから間奏のグラディ・マーティンのギターソロにブンブンいうファズ・エフェクトが入ったままのマーティ・ロビンスのヒット曲”気にすんなよ”、歌のタイトル通りにマーティ・ロビンスは「気にすんなよ。」と録音のとり直しはしませんでした。
Marty Robbins - Don't Worry About Me - YouTube

Marty Robbins - The Hanging Tree - YouTube
Marty Robbins - El Paso - YouTube
Marty Robbins - Ballad of the Alamo - YouTube
Marty Robbins - Big Iron - YouTube
Marty Robbins - Lord You Gave Me A Mountain - YouTube

カントリーといえば1980年の西部劇風ロマコメの「ブロンコ・ビリー(Bronco Billy)」に続き1982年にもクリント・イーストウッド(Clint Eastwood)が監督及び主演した「センチメンタル・アドベンチャー(Honkytonk Man)」で終盤肺結核に冒されて歌えなくなった主人公の後を受けて録音を続けるギター弾きのスモーキーの役で出演しました。 映画のラストでは主人公を演じたクリント・イーストウッドから引き継いで歌い続けたマーティ・ロビンスの”Honkytonk Man”が切なく流れます。 ですがマーティ・ロビンスは映画公開を待たずしてその数週間前の心臓手術後に亡くなりました。

Ghost Train / Honky Tonk Man COLUMBIA LL - 287
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写真は私が1960年代に購入した45回転EPレコードで、超レアなマーティ・ロビンスの"Ghost Train(幽霊列車)"です。B面はジョニー・ホートンの”Honky Tonk Man”ですが、本来は1961年にリリースされたマーティ・ロビンスのEP盤(7 inch single)”Jimmy Martinez”のB面に収録されていたそうです。

幽霊列車とはその昔、事故を起こしたのでアリゾナにはやって来るはずのない幻の汽車の汽笛を荒野のカウボーイが聞くという歌です。
Marty Robbins - Ghost Train - YouTube
Marty Robbins - Jimmy Martinez - YouTube
Marty Robbins - Honkytonk Man - YouTube


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by koukinobaaba | 2009-08-10 11:53 | 音楽
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