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ウィリアム・モリス William Morris

19世紀イギリスの視覚芸術家であるウィリアム・モリス(1834-1896)はウォルサムストウ(ロンドン付近)出身のイギリスのテキスタル・デザイナーというだけでなく自分のデザインしたタペストリーを織るなど工芸家(家具)であり詩人(叙事詩)、そしてマルクス主義者(社会主義者)だったというマルチタレントな人物だったそうです。
中世の手工芸に愛着があったウィリアム・モリスは時代と共に機械化し大量生産されることを憂い、政治を変えれば美的生活が戻ると思ったのかマルクス主義に傾倒したようです。

18世紀のイギリスは産業革命以降に自然な英国式庭園(イングリッシュ・ガーデン)が世界の注目を集めた後、19世紀にはインテリアもゴシックのリバイバル的なリージェンシー様式が興こったそうです。 その時期の壁紙やステンドグラスで有名なウィリアム・モリスが身近にある自然をモチーフにデザインした花柄(植物)壁紙などのインテリア装飾は今でも色あせず魅力的ですが、そのパターンはなんと150種類もあったそうです。


William Morris Society

William Morris Gallery
上記のギャラリーでは無料のPCディスクトップの背景用壁紙(ウォールペーパー)もダウンロードできるそうです。
いっぱいコピーしたら家の壁に貼れるかしら? (こら、こら!)

ウィリアム・モリス William Morris_b0002123_16291617.jpg

日本で発売されている書籍では「ジョン・ボールの夢 (ウィリアム・モリス・コレクション) (単行本) 」や「世界のかなたの森 (ウィリアム・モリス・コレクション) (単行本) 」などがあるそうです。
洋書では「William Morris Giftwrap Paper (Giftwrap--4 Sheets, 4 Designs)」とか「William Morris 2009 Calendar: Arts & Crafts Designs 」や「William Morris Full Color Patterns and Designs (Pictorial Archives)」といった本がありますが見たことはありません。
グラビアの図案集があると嬉しいのですが、きっと高価なんでしょうね。


by koukinobaaba | 2009-01-24 14:36 | 面白記事
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